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柿の葉茶のおすすめとおいしい入れ方ほか

秋の味覚として食卓に並ぶことも多い柿の実ですが、健康茶として女性にも人気となっている柿の葉茶は、文字通り、収穫した実の部分ではなく、柿の葉を乾燥させて作られるお茶です。その歴史は古く、中国では紀元前1世紀頃の漢の時代には、一般的な飲み物として愛飲されていたと言われています。日本に伝来した詳細な時期はわかりませんが、江戸時代の書物のなかには、飢饉が起こった際に柿の葉をゆでて食べたという記録が残されており、非常食として活用されていた経緯もあるようです。ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、健康と美容によいとされる柿の葉茶は、お子さんからお年寄りまで安心して飲むことができる健康茶です。おすすめの柿の葉茶や効果・効能、作り方や淹れ方について紹介します。

目次

柿の葉茶の特徴と栄養成分

日本では、非常食として柿の葉を食べた歴史がありますが、主には果物として柿の実を食べるのが一般的となっています。国内で柿の葉茶が普及した背景には、西式健康法を広めた創始者の西勝造氏の働きかけが大きく影響していると考えられます。戦後の食糧事情はとても厳しいもので、栄養失調が原因で多くの人が亡くなるほどでした。そんな時代に栄養不足を補うため、ビタミンやミネラルなどの成分を豊富に含む柿の葉に着目したのが西氏でした。戦後まもなく、昭和26年には製品化された柿の葉茶が国内で販売されています。食料がなかなか入手できない状況のなかで、普通なら見向きもされない柿の葉が、不足している栄養成分を補給してくれるとあって、瞬く間に人々の生活に浸透していったものと考えられます。その後、70年以上の時間をかけて改良が重ねられ、現在に至っていいます。

「柿の実が赤くなると医者が青くなる」と例えられるほど、ビタミン豊富な柿は、実だけでなくその葉にも豊富な有効成分が含まれています。なかでもビタミンCの量がずば抜けており、柿の生の葉100gにレモンの10倍以上、緑茶の20倍以上とされる1000㎎が含まれています。柿の葉茶に含まれているビタミンCは、ビタミンCの前駆体と言われる、ビタミンCになる一歩手前の「プロビタミンC」と呼ばれる状態のものであり、熱に弱い性質をもつビタミンCと違って、熱湯を加えたお茶でも有効成分が分解されずに摂取することができます。プロビタミンCは摂取後に、体内でビタミンCに変換されるため、ビタミンCの効能を最大限に発揮することができるのです。野菜や果物から摂取できる量には限界があり、加熱処理することによって働きを損ねてしまうことがあるビタミンCを毎日飲むお茶から手軽に摂取できるメリットはとても大きいと言えるでしょう。

柿の葉茶に含まれている栄養成分には、ビタミンの他、ポリフェノールやミネラルなどがあります。フラボノイドやタンニン、ルチンやクエルセチン、カリウムやアストラガリンなど多種多様な栄養成分を含んでおり、血圧の安定や美肌、免疫力の向上や生活習慣病の発症リスクの抑制、アンチエイジングやダイエットなど、さまざまな効能や効果を期待して手軽に飲むことができます。また、偏った食生活でビタミンやミネラルが不足しがちな現代人の生活をサポートして健康と美容の維持や増進にも働きかけてくれる万能茶として、緑茶などと同じ感覚で気軽に飲むことができるのも大きな魅力と言えるでしょう。

柿の葉茶の効果・効能

柿の葉茶に抱負に含まれているビタミンCは、健康と美容に欠かせないビタミンであるとよく言われます。皮膚は、紫外線の刺激を受けることによって、アミノ酸の一種であるチロシンが酵素の働きによって、シミやそばかすの原因となるメラニンという黒い色素に変換されます。ビタミンCは、この酵素の働きを阻害する作用があるため、美白効果が期待できます。また、肌のツヤやハリに深く関係しているコラーゲンの合成をサポートする働きもあります。また、ビタミンCには、抗酸化作用と免疫力を高める働きがあります。風邪などの病気に罹らなくしてくれるとともに、罹患した際も治癒を早める効果が期待できます。ビタミンCが不足しがちな人は、体内に侵入した病原菌などを攻撃する白血球の働きを強化することができないため免疫力が低下し、繰り返し風邪を引くことがあります。ビタミンCは、抗ウイルス作用を持つインターフェロンの生成も活性化するため、ウイルス性の疾患の予防にも効果があるとされています。柿の葉茶が、高血圧によいとされているのには、ビタミンCの働きだけでなく、フラボノイドのケルセチン誘導体を含んでいることで、血圧上昇を抑制することができることにもよります。

柿の葉茶は、体内でビタミンCに再構成されるプロビタミンCの形で摂取することができるためビタミンCの効能を最大限に発揮することができるという点でもメリットが大きいものです。ビタミンCは、神経伝達物質であるドーパミンやアドレナリンや抗ストレスホルモンなどの合成にも関わっています。過度のストレスを受けるとアドレナリンを分泌して対抗しようと体が働きますが、その際に大量にビタミンCが消費されます。日頃から柿の葉茶でビタミンCを摂取していれば、ストレスに強い体づくりを目指すこともできます。また、柿の葉茶には、タンニンも豊富に含まれており、ビタミンCとの相乗効果によって高い抗酸化作用を発揮するとともに、風邪や虫歯の予防となる抗菌作用にも力を発揮します。また、血圧上昇を抑える効果があるため、血中糖質濃度の調整にも寄与します。二日酔いの防止に柿がいいと言われるのには、タンニンやビタミンCの強い抗酸化作用が関係していると言えるでしょう。また、クエルセチンやルチンは、血圧降下とともに血管を強化する作用があります。さらに、アレルギー反応の抑制に作用するアストラガリンや、フラボノイド、ミネラルなどの健康増進に役立つ栄養成分を豊富に含んでおり、毎日の健康の維持、増進にピッタリと言えるでしょう。

柿の葉茶の作り方

柿の葉茶は、柿の葉を乾燥させた状態のものやディーバッグなどでも販売されており、緑茶などと同じ感覚で手軽に飲むことができます。古くからの伝統に則った自然由来の健康茶であり、できれば家庭で自分の手によって作ることをおすすめします。無農薬で栽培されていることが大きな条件となりますので、古くから家にある柿の木などを活用して作るといいでしょう。7月~8月頃の夏の暑い時期に、日当たりの良い場所の柿の葉を採取します。甘柿、渋柿は関係ありませんが、実を採る前の状態で柿の葉を採取することがポイントとなります。葉のみを採取したら、晴れた日を活用して、2~3日陰干しをします。十分に乾燥したら、葉脈を取って包丁で細かく刻みます。葉が大きいほど葉脈も太くなるので、しっかりと取り除くようにしましょう。蒸し料理をする要領で蒸し器鍋のお湯が沸騰し、蒸気が出るまで加熱します。十分に加熱できたら、蒸し布を敷いて柿の葉を並べます。1分半ほど蒸したら、ざるに移し、うちわなどであおいで葉に残っている水分を蒸発させます。再び、陰干しして完全に乾燥することができれば完成となります。茶筒や密閉容器などに入れて保存ができますが、湿気に弱いため、乾燥剤を入れたり、保存期間を短くしたりするなどの配慮が必要となります。栄養成分が損なわれないように、空気や光を遮断できる容器に入れることをおすすめします。

柿の葉茶として飲む以外に、さらに濃く成分を煮出した柿の葉煮汁を作ることもできます。採取して陰干しし、葉脈を取り除くまでは柿の葉茶の作り方と変わりませんが、刻む際には柿の葉茶のときよりも少し大きめのサイズにします。また、煮汁は、高い濃度が必要となるため、柿の葉は100枚程度必要になります。2ℓの水が入る大きめの鍋で沸騰させ、柿の葉を入れて手早くかき混ぜます。その後、蓋をして3分程度煮出します。火からおろしたら、鍋の外から冷水をかけて急速冷却します。冷めたら、ガーゼや布巾などを2、3枚重ねて濾す作業を数回繰り返します。煮汁ができたら、光の影響を受けにくい容器に移して保管します。高濃度の柿の葉煮汁は、飲みたいときに好みに合わせて薄めて飲んだり、氷をいれて薄めたりして楽しむことができます。柿の葉茶の代表的な有効成分であるビタミンCは、加熱しても成分が損なわれにくいため、多少時間を長めに煮出しても効果が失われることがありません。アイス、ホット、どちらでもおいしく飲むことができます。

柿の葉茶のおいしい入れ方

柿の葉茶は、茶葉のままでもお茶パックに入れてもおいしく飲めます。ホットで飲む場合には、急須に2g~3gほどの茶葉を入れてお湯を注ぎます。5分程度蒸らせば十分おいしく飲むことができます。最後の一滴までしっかりと注ぎ切ることで、2煎目のお茶がおいしくなります。耐熱性のガラスポットであれば、抽出具合を確認できるため、おすすめです。夏場の暑い時期に飲むのにはアイスが向いています。やかんにお湯を沸かして沸騰したら、火を止めて茶葉を入れます。少し量を多く作る際には、お茶パックに入れると茶葉が邪魔になりません。水1ℓにつき柿の葉5g程度が目安となりますが、好みの味の濃さに調整することもできます。茶葉を入れた後に冷めるまで、常温で放置します。茶葉を取り除くタイミングは、色の出具合を見ながら好みで調整してください。十分に冷めたら、冷水用のポットなどに移し替えて冷蔵庫で冷やします。氷を入れて飲むと、よりスッキリ、サッパリとして味を楽しむことができるでしょう。

自宅で柿の葉茶を作ることができない場合は、スーパーやドラッグストア、ネットショップなどで簡単に購入することができます。メーカーや焙煎の仕方などによってタイプが異なるため、比較検討してから購入することをおすすめします。焙煎されたタイプは、麦茶のような香ばしい味や香りを楽しむことができます。サッパリとした味が好みであれば、深蒸しタイプがおすすめです。柿の葉茶葉はいつでも飲める健康茶ですが、より効果を実感したいのであれば、食前、食中の飲用がいいでしょう。柿の葉茶のおいしさや有効成分を効率的に引き出すお湯の温度は、柿の葉茶のタイプによっても異なります。焙煎タイプのものであれば、香りや渋みの成分が十分に感じられる100℃に近い熱湯を注ぐのがポイントとなります。一方、深蒸しタイプであれば、渋みを抑えて旨味成分を最大限に引き出すため、80℃前後のお湯を使用するとまろやかな味になります。柿の葉茶に含まれているタンニンは、お湯の温度が高いほど多く抽出されます。また、柿の葉茶の一番の魅力であるビタミンCは、高温で抽出しても壊れることがないため、ホットでも安心して飲むことができます。また、柿の葉茶には、カフェインが全く含まれていません。カフェインの摂取制限がある方、緑茶やコーヒー替わりに飲みたい方など、お子さんから、妊婦の方、お年寄りまで安心して飲むことができる健康茶としておすすめです。

柿の葉茶のおすすめ

5位: 生化学研究所 柿茶 36包入

商品説明

「生化学研究所 柿茶 T・B(4g*36コ入)」は生化学研究所から発売されている、ティーバッグタイプの柿茶です。

柿の葉茶とは昔から民間伝承の健康茶として利用されてきました。柿の木は中国伝来の原種が日本に入り、独特の果樹に改良されたもので柿の葉にはビタミンCが豊富に含まれています。またフラボノイドも含まれており、ノンカフェインのお茶になります。本品は四国産柿の葉を100%使用し、農薬は一切使用されていません。四国山脈の麓の里山で、澄んだ空気と清らかな水と太陽をいっぱいに浴びて育った柿の葉を一枚一枚手で摘み取り、丹念に選別した良質な柿の葉を自社工場で乾燥、加工しています。

ティーバッグは1袋が4g入りで36個が1箱に入っています。ご家族で約1ヶ月飲むのにもちょうどよいサイズです。さらに同社より96個タイプも発売されています。急須で飲む場合(容量500ml)にはティーバッグを1袋を使います。ティーバッグを入れた急須にお湯を注ぎ、3分から5分ほど蒸らします。2煎目まで美味しく淹れることができます。やかんを使用する場合は容量が1Lとして、あらかじめお湯を沸騰させてから火を止めてティーバッグは1袋から2袋を使用します。やかんのフタをし、約10分から20分ほど蒸らしておくと、おいしく飲むことができます。

商品詳細

  • 商品重量:209 g
  • 原産国名:日本

外部ショップでの口コミ: 3件

  • リピートで購入しました。
  • 健康メルマガで紹介されていたので注文しました。よもぎ茶を飲んでいますが、煮出す手間とクセのある味が悩みでした。こちらの柿の葉茶はティーバッグをお湯に浸しておくだけなので便利だし、クセもなく飲みやすいので継続できそうです。
  • 安心して飲めます。 天然VCが摂取できるところが気に入ってます。

4位: 菱和園 柿の葉茶 水出し お湯だし ティーバッグ 20袋入 袋100g

商品説明

国内産柿の葉茶を、味へのこだわりはもちろん、焙煎して引き割りにし、抽出製の良いフィルターに詰めて、水出し・お湯出し両用の簡便なTBに仕上げました。従来の健康茶商材と比べ、水出しを前面に押した清涼感あるパッケージで、水出しによる夏期利用を中心に、子どもからご年配の方まで手軽にお飲み頂けるノンカフェインティーです。柿の葉には熱に強いビタミンCが豊富に含まれています。

商品詳細

  • 商品重量:118 g
  • 商品タイプ:ティーバッグ
  • カフェインタイプ:ノンカフェイン
  • 容器の種類:パック

レビュー: 3.40点/5点

外部ショップでの口コミ: 1件

  • これいいですね、緑のパッケージに変わってパックからの粉漏れが少なくなりました。国産100パーセントで味も飲みやすく水出しお湯出し両用で使いやすい。飲み始めてから髪と肌の調子がよくなった気がします。

3位: リブ ラボラトリーズ 太陽がいっぱい 柿葉茶100 30包

商品説明

柿は日本各地に産します。落葉樹の高木で、葉は楕円形で表面はつるつるしてつやがあり、晩秋になると紅葉します。この若葉を香ばしくおいしく焙煎したものです。毎日飲むお茶をひと工夫して健康生活始めましょう! 素材100%のみのお茶! 余計なモノは一切入っていません。 お召し上がり方:、沸騰した約500ml程度のお湯に1包を入れて、約3~4分間以上充分に煮出してからお飲みください。、急須に1包を入れて、熱いお湯を注いでもお飲みいただけます。、できたお茶を冷やしてもおいしくお飲みいただけます。※お早めにお召し上がりください。

2位: 小川生薬 徳島の柿の葉 60g

商品説明

原料は自然環境に恵まれた徳島県産に限定しました。Br採集から最終パッケージまで、すべて自社のラインで行い100%目の届く場所で製造しています。Br生薬会社という立場から長年の経験を活かし素材の持つ良さをそのまま製品にし、しかも飲みやすく仕上げました。Br急須の場合、本品をひとつかみ入れ沸騰したお湯を注いでください。br煮出しの場合、1lから1.5lの沸騰したお湯に大匙約3杯ほど入れ5分ほど煮出してお飲みください。

商品詳細

  • 商品重量:150 g
  • 産地(地方):四国地方
  • 産地(都道府県):徳島県
  • 商品タイプ:リーフ
  • 原産国名:日本

レビュー: 4.30点/5点

全対象ショップのレビューは計1件、その平均は4.30点(5点満点)。

ショップ 点数 レビュー件数
Amazon 4.30点 1件

外部ショップでの口コミ: 1件

  • いつもお世話になっています。

1位: 山本漢方製薬 かき葉 お徳用 5g×48包

商品説明

ビタミンCが豊富なカキ葉を美味しく焙煎し、飲みやすく美味しく仕上げました。ご家族全員の健康維持にお役立てください。

商品詳細

  • 商品重量:349 g
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