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【2023最新】お茶は目的で選ぶ!人気おすすめな体にいいお茶ランキング【飲み比べ!紅茶や烏龍茶との違いも解説】

コンビニのペットボトル飲料の一角にズラリと並んだお茶たち。

農林水産省「茶をめぐる情勢」によれば、茶葉(緑茶リーフ茶)の消費は減少傾向になる一方、ペットボトル入り緑茶は増加傾向にあります。

今やお茶は茶葉を使って自宅で淹れるよりも、ペットボトルで買う時代……。それはそれでちょっと寂しい気もしますが、各飲料メーカーの努力はすばらしく、自分で淹れるよりもおいしい本格緑茶から、ダイエットや美容に効果が期待できる特定保健用食品(トクホ)のお茶、そしてノンカフェインの体にいいお茶までかなり豊富なラインナップ。

まさに“ペットボトル入り緑茶戦国時代”ともいえる今、何を基準にするかで選ぶ商品も変わってきます。

そこで、そもそもペットボトルのお茶にはどんな種類があるのか?種類ごとに味はどう違うのか?効果別のおすすめ茶、さらにはノンカフェイン派におすすめのおいしいお茶など、最新のペットボトルお茶事情を紹介!

目次

お茶の種類と特徴で比較!人気の体にいいお茶のランキング上位10商品

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商品名 容量 お茶の種類 特徴 商品ページ
サントリー 緑茶
伊右衛門
525ml 緑茶 急須で淹れたようなホッと心が軽くなる本格・定番緑茶
伊右衛門
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おーいお茶 濃い茶
抹茶入り緑茶
525ml 緑茶 煎ってから10分以内に抽出する製法でコクと香りを鮮明に引き出す

お茶の種類と特徴、効果を知ろう!

市販されているペットボトル茶は、緑茶、麦茶、玄米茶、烏龍茶、ブレンド茶、ジャスミン茶、ほうじ茶、ルイボスティー、そして特定保健用食品(トクホ)のお茶など、かなりの種類に及びます。

「茶系飲料」と呼ばれる缶やペットボトル茶の生産量を見ると、生産量No.1は緑茶、次いで紅茶、ブレンド茶、麦茶、烏龍茶と続きます(平成28年/一般社団法人全国清涼飲料工業会資料より)。

お茶の種類によって、味や風味が違うのはもちろん、期待できる美容や健康効果も異なります

まずは、市販ペットボトル茶の種類と特徴や効果を見てみましょう。

緑茶【カテキンの力でいつまでも若々しく!】

緑茶とは?成分も説明

世界的に見れば、「お茶」=「紅茶」が主流ですが、日本で「お茶」といえばやっぱり緑茶。『日本の歌百選』にも選ばれている『茶摘み』という唱歌もあるほど。

缶やペットボトル茶の生産量のうち、緑茶飲料は全体の46%を占め、生産量No.1です(平成28年/一般社団法人全国清涼飲料工業会資料より)。緑茶が「日本茶」と言われるのももっとも!

実は、緑茶・烏龍茶・紅茶はすべて同じ茶樹からとれるって知っていましたか? 色も風味も香りも全然違う3つのお茶は、同じ葉から作られているのです。

葉はツバキ科ツバキ属の常緑樹「茶(チャ)」からとれます。ただし、細かく言うと、品種に違いがあり、緑茶と烏龍茶は中国種、紅茶はアッサム種の茶樹からとれる葉っぱを使用。

また作り方にも若干の違いがあり、摘んだ葉を発酵させたものは紅茶に、発酵させずに加工すると緑茶に、その間の状態から作られた、半発酵茶が烏龍茶になります。

緑茶の特徴的な成分は、渋味・苦味成分のカテキン類苦味成分となるカフェイン甘味・旨味成分のアミノ酸類。また、ビタミンやミネラル、食物繊維も含まれます。

緑茶に含まれる主な成分と期待される効果は以下の通り。

成分 期待される効果
カテキン類 抗酸化、血中コレステロール上昇抑制、血圧上昇抑制、抗菌、消臭など
カフェイン 眠気防止、利尿、代謝促進、中枢神経興奮
テアニン(アミノ酸) 血圧上昇抑制、脳・神経機能調節
サポニン 抗菌、抗ウイルス
ビタミンC コラーゲン生成補助、抗酸化など
フラボノイド 血管壁強化、抗酸化、消臭
ミネラル 虫歯予防、抗酸化

2015年には国立がん研究センターが緑茶を飲む習慣が死亡リスクを減らし、長寿につながるという研究結果を発表し、話題になりました。

緑茶は体に良いだけでなく、飲むとほっこりリラックスできるのも良いところ。まさに日本人のソウルドリンクともいえる飲み物なのです。

ちなみに、緑茶・紅茶・烏龍茶、どれも同じ茶樹からとれることでもわかるように、この3つに栄養面で極端に大きな違いはありません。あえて特徴を挙げれば

  • 緑茶・・・カテキンが多く、コレステロールや体脂肪の低下に効果的
  • 紅茶・・・他のお茶より、カフェインがやや多め
  • 烏龍茶・・・ウーロン茶ポリフェーノールを含み、中性脂肪を抑えるのに効果的。

どのお茶を飲んでも、それなりに健康への効果は期待できそうです。

さて、そんな緑茶ですが、緑茶の中にもさまざまな種類があります。代表的なものを見ていきましょう。

緑茶の中でもっともよく飲まれているのが「煎茶」

先ほど、茶葉を酸化発酵させずに加工したものが緑茶だと言いましたが、茶を製造する(「製茶」といいます)ときに、「蒸す」、「揉む」という工程で作られたものが煎茶になります。

その中でも、約2倍の時間をかけて茶葉を蒸したものを、「深蒸し茶」、「深蒸し煎茶」といい、長時間をかけて蒸されているため、茶葉が粉っぽくなり、その分、味やお茶の水色(すいしょく)が濃いめに。

高級茶として有名な宇治茶も煎茶になります。他の有名な産地には静岡がありますが、宇治茶は比較的蒸し時間が短く、静岡茶は長い傾向が。

自分好みの産地を見つけても面白いかもしれません。

カフェイン少なめ、香ばしさたっぷり「玄米茶」

緑茶に炒った玄米を加えたものが玄米茶。緑茶の旨味と、玄米の香ばしさの両方を味わえるのがいちばんの魅力です。

玄米が加わるぶん、緑茶よりも茶葉量が少なくなるため、カフェイン量も少なめ。煎茶のカフェイン量が100gあたり約20mgなのに対し、玄米茶は100gあたり約10mgなので、子どもやお年寄りでも飲みやすいお茶です。

香ばしさに甘味も加わる「ほうじ茶」

緑茶から派生してできるものに、ほうじ茶もあります。

ほうじ茶は、その名の通り、煎茶や番茶、茎茶などをキツネ色になるまで炒り(ほうじて)、香ばしさを引き出したもの

火を入れることでカフェインが昇華するため、カフェインは100mlあたり約20mg。緑茶のなかでも若い芽を摘んでつくられる玉露だとカフェイン量は100gあたり160mgにもなります。

香ばしさに加えて、緑茶にはない甘味があるのもほうじ茶の魅力です。

そのほかにも抹茶・粉茶・芽茶・てん茶・葉茶・棒茶などの種類が!

緑茶は上に挙げた以外にも「乾燥させるかどうか」、「お茶の葉を被覆で覆うかどうか」、「葉を使うか茎を使うか」など製法・製茶の違いで数多くの種類があります。

自分の好みのお茶が何かわからないという方は、日本茶専門店に行くと、お店によっては実際に味見をしながら相談に乗ってくれる、いわば「日本茶カウンセリング」をしてくれるところも!

お茶のプロである専門家にあれこれと話しながら、お茶についての知識を深めていくのも面白いと思います。

いずれにしろ、お茶にこれほど多くのバリエーションがあるということは、それだけ日本文化が豊かな証拠だと言えるのではないでしょうか。

ブレンド茶【欲張り女子向け!美容やダイエット効果も!?】

緑茶、紅茶に次いで、缶やペットボトル茶の生産量No.3のブレンド茶は、緑茶に玄米茶やハブ茶など、複数の葉をブレンドしたもの。

緑茶をベースにした商品が多いため、ノンカフェインではないものの、カフェイン量は控えめ。ハトムギ茶をベースにして、緑茶を使用していないノンカフェインのブレンド茶も少なくありません。

ブレンド茶の魅力は、ブレンドする茶の種類によって効果が変わったり、複数の効果を同時に得られること。加えて、さらりとしていて飲みやすく、ブレンドされているお茶によって異なる味を楽しめるのも女性に人気の理由かもしれません。

では、ブレンド茶に多く含まれているお茶の種類と効果を見てみましょう(ブレンドされるお茶の種類や配合は商品によって異なります)。

ブレンドされるお茶の種類 期待される効果
ドクダミ茶 カリウムが豊富なため、体内の余分なナトリウムを排出し血圧を下げるほか、抗酸化作用も。
プーアル茶 血液循環改善、便秘改善、アレルギー体質の改善
ハブ茶 眼精疲労、視神経の緊張緩和、便秘解消、コレステロール値の正常化、美肌効果
杜仲茶 利尿作用、血糖値上昇緩和、血中コレステロール上昇抑制など

一度にいくつもの効果が得られるブレンド茶は、美容と健康に興味津々の欲張り女子のためにつくられたようなもの。生産量が多いのも納得です。

麦茶【体をクールダウン&ミネラルもたっぷり】

夏の飲み物といえば麦茶。それもそのはず、麦茶の原料となる大麦には体を冷やす効果があります。また、麦茶に含まれるカリウムは利尿作用があるので、尿と一緒に体の熱を体外に排出してくれるのです。夏に麦茶を飲むのは、理にかなっていると言えます。

麦茶に含まれる成分と期待される効果は以下の通り。

成分 期待される効果
カリウム 利尿作用
p-クマル酸 抗酸化作用
アルキルピラジン 血流改善、血栓予防
ミネラル(亜鉛やケイ素) 美肌効果

麦茶にはカフェインが含まれていないため、子どもや妊婦さんにもおすすめ。ただし、体を冷やす効果があるためキンキンに冷えたものを飲んたり、飲み過ぎると冷えやむくみにつながるので注意が必要です。

烏龍茶【食べ物の脂肪分を排出して口の中サッパリ!】

中国茶の代表的なものといえば、烏龍茶。 缶やペットボトル茶の生産量No.4、全体の約10%を占めています

烏龍茶と紅茶、緑茶は同じ葉からつくられますが、製法が異なり、烏龍茶は途中で酸化発酵の働きを止めた半発酵のお茶。緑茶はまったく発酵させません。

ちなみに、酸化発酵を止め、そのあとに乳酸菌・酵母などの微生物を使って発酵させると、プーアル茶になります。

烏龍茶発祥の地は、中国・福建省にある銘茶の産地「武夷山(ぶいさん)」。中国茶の一種で、今から600年以上も前に誕生したと言われています。烏龍茶の「龍」は皇帝を示す高貴な言葉。皇帝によりよいお茶を献上するために生まれたそうです。

他方で、台湾茶として有名なのが凍頂烏龍茶。バニラの香りがする品種もあり、今では台湾を代表するブランドに成長しています。これももともとは中国からやってきたもの。

日本で烏龍茶が一躍人気になったのは1979年頃。伊藤園が烏龍茶を日本人向けにアレンジして販売し、“油っこい食事に最適なお茶”として一大ブームになりました。

では、そんな烏龍茶に期待できる効果を見てみましょう。

成分 期待される効果
ウーロン茶ポリフェノール 中性脂肪の燃焼促進
サポニン 抗菌、抗ウイルス
カテキン類 抗酸化、血中コレステロール上昇抑制、血圧上昇抑制、抗菌、消臭など
カフェイン 眠気防止、利尿、代謝促進、中枢神経興奮
タンニン 美肌効果
テアニン(アミノ酸) 血圧上昇抑制、脳・神経機能調節

烏龍茶にも緑茶と同じく、100mlあたり約20mgのカフェインが含まれますが、緑茶よりもタンニンが少なく、消化器官への負担が少ないのも特徴。

また、発酵により茶葉中の成分が変化し、カテキン類が重合し、緑茶にはないウーロン茶ポリフェノール(重合ポリフェノール)が生まれます

ウーロン茶ポリフェノール(重合ポリフェノール)は分子構造が複雑なので、全容は明らかになっていませんが、抗酸化作用や抗がん作用、抗菌作用、抗ウィルス作用があることが報告されています。

このウーロン茶ポリフェノール(重合ポリフェノール)が、食べ物の脂肪分を排出し、抗菌作業のあるサポニンが口のなかをサッパリしてくれるため、烏龍茶は脂っこい食事によく合うのです。

ジャスミン茶【ビタミン豊富なフレーバーティー】

ほのかに香るジャスミンの匂いが特徴のジャスミン茶。ジャスミンとは、モクセイ科ソケイ属の植物で、ジャスミン茶のほかに香水にも用いられています。

ジャスミン茶に使われているのは、数百種あるジャスミンのなかでも「マツリカ」と呼ばれる品種。ジャスミン茶はマツリカの花や茎からつくられるのではなく、緑茶や烏龍茶をベースにマツリカの花の香りをつけたフレーバーティーです。ちなみに、沖縄でよく飲まれている「さんぴん茶」もジャスミン茶の一種になります。

ジャスミン茶には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれ、“女性に嬉しい効果いっぱい!”というイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか? 成分と効果を見てみましょう。

成分 期待される効果
カフェイン 眠気防止、利尿、代謝促進、中枢神経興奮
カテキン類 抗酸化、血中コレステロール上昇抑制、血圧上昇抑制、抗菌、消臭など
タンニン 美肌効果
ビタミンC、ビタミンE 美肌効果
ビタミンB2 糖質や脂質の分解、代謝を助ける、新陳代謝促進
ミネラル 虫歯予防、抗酸化

ビタミンCビタミンEには美肌効果がありますが、一緒に摂取することで相乗効果が得られると言われており、両方を含んだジャスミン茶は美容効果が高いとも言えます。

また、女性ホルモンバランスを整える効果があるほか、ジャスミンの花に含まれる香り成分は自律神経の緊張緩和の効果も。リラックス効果があるので不眠にも◎。

ルイボスティー【アンチエイジング&デトックス&ダイエットに!】

健康や美容に関心の高い女性の間で、ここ数年人気上昇中なのがルイボスティー。

もともと南アフリカで飲まれていたお茶で、緑茶や中国茶とは種類が異なり、マメ科の低木「アスパラサス・リネアリス」の葉からつくられます。ヨーロッパでは100年以上も前から飲まれていましたが、日本で飲まれるようになったのは、たった25年ほど前のこと

世界的に脚光を浴びるようになったのは、活性酸素を抑えるSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)様酵素が含まれていることが発見されてから。

ノンカフェインでありながら、おいしくて飲みやすい、しかも体にも良いとあって、妊婦さんや授乳中のママたちから人気に火がつき、今ではペットボトル飲料でも発売されるようになりました。

成分 期待される効果
ビタミン(マグネシウム、カリウム、カルシウム、リン、亜鉛など) むくみを防ぐ、高血圧予防、便秘改善、女性ホルモン活性化、代謝促進
SOD(スーパーオキシドジムスターゼ) 抗酸化作用、アンチエイジング、アレルギー症状緩和、二日酔いの緩和、免疫力向上
ピニトール 血糖値上昇緩和

亜鉛などのミネラルは老廃物や余分な水分を排出するデトックス効果があるので、多くの女性が悩む冷えやむくみにも効果◎

カフェインはゼロタンニンも少ないため、カフェインが苦手な人や子どもでも安心して飲むことができます。

お茶のおすすめはコレ!【カフェインゼロ派に】

健康志向の高まりとともに、カフェインを避ける人も増えてきましたドリップコーヒーのカフェインが100mlあたり約60mgなのに対し、緑茶は若い芽を摘んだ玉露なら約160mgと約2.7倍煎茶やほうじ茶、烏龍茶、玄米茶は約20mgになります(文部科学省/日本食品標準成分表2015年版より)。

ペットボトルのお茶も、多くはカフェインを含んでいますが、ブレンド茶のなかには緑茶を使用しておらずカフェインゼロのものも増えてきました

カフェインゼロでもおいしいの? ちゃんとお茶感あるの? 緑茶とどう味わいが違うの?と気になることばかり……。

ならば飲み比べてしまおう! ということで、カフェインゼロのお茶から売れ筋の銘柄10商品を飲み比べしてランキングしました。

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