安い・激安の米

米を安く買うために

総務省の家計調査によると米の一世帯あたりの年間支出金額は28,083円になるようです。10%節約できれば3,000円弱、20%だと6,000円近くのお金が浮いてくることになります。そんな食費の中でもバカにならないお米ですが、安い値段で手に入れるために押さえておきたいポイントが2つあります。

目安とすべき平均的な米の相場価格

品種によって大きく値段が変わりはしますが、平均すると、15年11月現在で白米の1kgあたり価格は720円/kgになります。まずはこの基準に照らし合わせて高い・安いをショッピングの際には判断するだけでも、スマートに安く買い物できることでしょう。白米 vs 玄米で見ると、玄米のほうが栄養がある分、高くなるのが普通です。健康に関心がある方は玄米、味にこだわる・節約したい方は白米を選ぶべきです。

通常の白米 vs 無洗米で見ると、米を研がずにすむように加工する手間がかかる分、どうしても同一銘柄では通常の白米のほうが安くなります。無洗米のほうが水道代が安いとも言いますが、その差は商品の価格差に比べると小さく、やはり無洗米のほうがコストはかかります。そのため、手間をかけたくない・楽したい方は無洗米、若干時間をかけても幅広い商品から自分の好きな米を選びたい方は、通常の白米を選ぶのがよいでしょう。

いずれにせよ、720円/kgという目安は頭に叩き込んでおきましょう。容量別には、2kg, 5kg, 10kgと大きく3通りのパッケージがある中で、大容量になるほど安いのは言うまでもないでしょう。まとめ買いできるならそれに越したことはありません。ちなみに、銘柄なんぞ気にしない、激安のお米はどれなんだ、という方にとっては、稔りの輝き10kgが224円/kgの2,243円といった破格の値段で売られている上、レビューも悪くないのでオススメです。他にも、得々ごはん10kgも238円/kgの2,380円と安いコストパフォーマンスに優れたお米として有名です。

売れ筋アイテム・有名ブランドの最安値

お米には特A〜B'まで、おいしさのレベルが毎年全国規模で行われる食味官能試験にて評価されています。一番おいしいとされる特Aレベルの中でも、売れ筋のお米とその最安値を幾つか紹介いたします。

まずは誰もが知っている新潟県、中でも魚沼産のコシヒカリ5kgは518円/kg・2,592円と、おそらく皆様の予想よりネットだと大分安い値段で入手可能です。続いては、プロのシェフからも評価が高いのが山形県産つや姫5kgは456円/kg・2,280円が最安値です。先ほどの食味官能試験であのコシヒカリを上回る評価を受けていますし、筆者も大好きなお米です。そしてネットで長く話題になっているのは、普通にはもちろんおいしい、冷めてもおいしい、こちらもコシヒカリを超えたとも評されるゆめぴりか。北海道産ゆめぴりか5kgは他の2つより手軽に買える392円/kg・1,962円（ヨドバシが安い！）で入手可能です。

最近ではいろんな種類を食べ分けたい、おかずに合わせて炊き分けたいというニーズも強まっていて、500gなどの小型パッケージや、食べ比べセットのようなパッケージングで売られることも増えてきました。そんな贅沢なニーズを満たしてくれるアイリスの生鮮米5種食べ比べセットは、723円/kg・1,627円が最安値になります。金芽米といえば圧倒的売れ筋がタニタ食堂の金芽米4.5kgは、480円/kg・2,158円が最安。発芽玄米ならファンケルのものが味もよく、健康的でよく売れています。ファンケル発芽米2kgだと746円/kg・1,492円が底値になっています。

皆様のお気に入りのお米はいくらでしょうか？最新価格は目当ての商品を検索して、詳細ページにて確認してみてください。

米通販で賢い買い方

「米」は主食であり、日本人の心。日本の主食であり、毎日の食生活において食べない日はないといっても過言ではないでしょう。

お米は重くてかさばるので通販を利用する人も多いでしょう。

通販で送料無料にするために

お米の平均単価は2,000円を超えているため、送料無料にするのは簡単でしょう。

特に10kgならほぼ間違いなく、5kgの単位でもほとんどのケースで送料無料で通販で買うことができます。

一方で、格安のお米や、2kgといった単位で買う場合、前述の食べきりパックを買う場合などは、うまく何かを組み合わせて送料無料にする必要があるでしょう。

早く食べないと風味が損なわれる商品で、場所もとるものなので、同じものを買いだめするのもちょっと限界があります。

お米だと一緒に食べるおかずやソース系を同時に買ってしまうのが簡単で便利です。

カレー、チャーハンの素、味噌汁、のり、ふりかけなどご飯とセットで買えるものはバリエーションが多いので、工夫すれば簡単に送料無料にすることができるでしょう。

お米の種類

白米

白米（正式にはうるち米）は、精米された白いお米で、稲穂からもみを取って玄米にしたのち、ヌカと胚芽を除いて胚乳のみにしたものです。

ふっくら・モチモチした食感は白米ならでは、味も抜群ですし、吸水時間も短いので炊飯が楽です。

一方で、炭水化物以外の栄養はほとんど除かれています。

玄米

玄米は、胚芽などを除かず、稲穂からもみをとっただけの茶色いお米。

完全栄養食と呼ばれることもあるほど、ビタミンB1は約5倍、食物繊維だと約6倍、他にもビタミンB2、ビタミンB6、に加え鉄分・亜鉛などのミネラルまで幅広い栄養素をバランスよく含んでいます。

よく噛む必要があるにもかかわらず、健康志向の方や美容に関心が強い女性から人気です。

カロリーに関しては白米とほとんど変わりません。

お値段も精米の手間がかかっていない分、安く抑えられます。

ただし、白米ほどの味わいはないのと、かなり硬いです。

また、お米の吸水時間を多くしたり、玄米を炊ける炊飯器を買うなどの手間が必要です。

発芽玄米

発芽玄米は、玄米を発芽だけさせることで、栄養素を増幅させ、かつもちもちした食感も両立させたお米です。

玄米よりさらに栄養素を高く含む上、でんぷんを含むことで玄米のパサパサ感が和らぎ、甘みもあって食べやすくなっています。

ファンケルやDHCのように美容系のブランドが商品を展開しています。値段は一番手間がかかるので高くなります。

雑穀米

雑穀米は、白米に玄米だけでなくあわ、ハトムギ、押し麦などの様々な穀物を混ぜることで栄養素を付加したバランスのとれたお米です。

完全玄米だとハードルが高い方にも、気軽に始められると受け入れられています。

十六穀米など幅広い穀物をミックスしたものが人気で、配合次第で玄米以上にバランスよく栄養素を摂取できます。

味わい・栄養は穀物の配合比率次第なので、自分にあったものを選ぶ必要があります。値段には若干高いことが多いです。

味わいだけで選ぶなら、白米が間違いありません。一番美味しく値段も安いです。

玄米はちょっと手間だけど、おしいく食べつつも健康を気にする方は、発芽玄米か雑穀米にチャレンジしてみてもよいでしょう。

裏技としては、白米と玄米を混ぜて炊くことでも同じような効果が得られるようです。

サプリなどで栄養を取るのもいいですが、やはり日々の食事の中で自然と栄養を取っていけたほうが理想的ですよね。

便利な無洗米

お米をより楽に、という方には、米を研いだり洗ったりする必要がないように事前に加工してある、値段もあまり変わらない無洗米が便利です。

無洗米は美味しくないとの話もありますが、同じ銘柄の通常米と無洗米には大きな差はありません。

肌ヌカが取れた状態なので、白米より軽量カップで多く入ってしまうため、水を5-10%多めに加えることだけ注意すればほぼ同じ味で米が炊けます。

１つ問題があるとすると、無洗米にするには精米後に肌ヌカを除去する機会が必要で、必ずしもすべての銘柄で無洗米が存在するわけではありません。

そのため、米の種類が限られてしまうのが玉に傷。加えて加工賃分だけ普通の米より1kgあたり数十円高くなってしまいます。

スマートショッピングでは若干割高にはなるもののメリットのほうが大きいと考えています。

• 研がずに済む利便性が、忙しい人や面倒くさがりの人にはぴったり
• 水道代もかからず、研いだ後の排水で環境に悪影響を及ぼす心配もない
• 手洗いで研いだ場合より、水溶性のビタミンB系の栄養素が多く残存する

といったメリットが大きく、幅広く普及しています。

流行りの金芽米

最後に紹介しておきたい新種のお米が、最近人気のある金芽米。

今までにない精米方法で、胚芽の食感が悪い部分を削りつつも、基底にあり旨味・栄養価の高い金色部分（きんめ）を上手に残したお米です。

その結果、白米より美味しく、白米と玄米の間の栄養価を実現しています。

また、普通のお米よりふっくら炊き上がるため、1割程度摂取カロリーが減り、ダイエットにも効果的とされています。

無洗米の一種で洗わず食べられるので、手間もかからずいいとこずくめ。

初心者でも特別な手間なく健康的なお米を食べられるということで人気を博しています。

タニタ食堂の金芽米が有名です。

お米の格付け

日本には第三者的な立場でお米の検定を行っている日本穀物検定協会があります。

炊いたお米を試食して評価する食味官能試験に基づき、毎年全国規模で実施されている信頼できる調査です。

複数産地コシヒカリのブレンド米を基準米とし、比較しておおむね同等のものを「A'」、特に良好なものを「特A」として評価を行っているそうです。

贅沢だけど楽しい食べきりパック

お米といえば、2kg、5kg、10kgといった決まった量のパッケージングがほとんどでしたが、小容量のパッケージで販売されることも増えてきました。

これは、同じ米を食べ続けるのではなく、多種多様な米を味わって食べ比べてみたい、というニーズが高まっているためです。

また鮮度も味に左右するため、なるべく鮮度が高い美味しいお米を食べたいという人にも応えられる商品が増えています。

食べきりのパッケージではアイリスオーヤマの生鮮米シリーズが有名。

450gの3合食べきりパックをこしひかり、つや姫、ゆめぴりか、ひとめぼれ、あきたこまちといった一等米が使用されています。

食べ比べできる5種食べ比べ、6種食べ比べのアソートパックを販売しているので注目です。

人気が高まっている北海道のお米を扱っているホクレンでも、450gという食べきりパックをゆめぴりか、ななつぼし、ふっくりんこで販売していて好評です。

お米も銘柄によって味が全く違います。様々なお米を試してみたい方にとっては、アソートパックは最高のアイテムでしょう。