安い・激安のティッシュ

ティッシュを安く買うために

ティッシュペーパーは、毎日確実に使う生活必需品の王者です。大きくはボックスティッシュ、ポケットティッシュ、ウェットティッシュに分かれます。ボックスティッシュは一番メジャーな、各家庭に確実に1箱は置いてあるアイテムで、ティッシュといえばこのタイプを思い浮かべる方がほとんどでしょう。生産方法の制約により、ほとんどが2枚1組になっているため、1回箱から引っ張り出すごとに2枚ずつ使っていくことになります。1箱あたりの枚数にばらつきがあるため、価格の安さは、1箱あたりではなく、1組あたりの値段を比較しないときちんとはわかりません。どれでも一緒でしょと思いきや、各メーカーは箱のデザイン、香り、紙に印刷した模様などで違いを出していることが多いです。大半の商品に関して紙質・柔らかさに違いはないのですが、最近では3枚重ねでさらに贅沢な肌触りを実現したものや、保湿成分を工夫することで絶妙な肌触りを実現している鼻セレブのような高級ティッシュも出てきました。ポケットティッシュは、持ち運びに便利なポケットサイズのティッシュです。最後にウェットティッシュですが、これは飲食店でもよく目にする、主に手を拭くティッシュになります。が、あまりに万能なので、机を拭いたり、汗を拭いたり、なんにでも使えてしまうので便利です。筆者の家庭でも似た商品である赤ちゃんのお尻ふきでなんでも拭いてしまっています。

そんな毎日使うティッシュですが、安い値段で手に入れるために押さえておきたいポイントが2つあります。

1番目は、平均的な相場価格について。1組あたりの平均的な価格がわかると安い・高いの判断がすぐにできるため、賢くショッピングができます。15年11月現在、ボックスティッシュは1組あたり1.1円/組が平均価格、ポケットティッシュだと単位が小さくなるので3.8円/組が平均、水分を含み手間がかかるウェットティッシュだと6.6円/組が平均的な1組あたり価格になります。ボックスティッシュだと1箱あたりで見ると、標準的な150組タイプで1箱165円、200組タイプが1箱220円あたりが目安になりそうです。ティッシュにこだわりはない方も多いと思いますが、とことん安いものが欲しい方には、15年11月現在、ハロートゥイーティーソフトパック150組x5個が0.25円/組の187円。1箱あたり37円の激安商品になっています。他にも、有名ブランドでも一番安いのはネピア ティッシュペーパー150組x5個で0.29円/組で216円。1箱あたり43円とこちらも格安です。一度チェックしてみて損はないと思います。ポケットティッシュだと、日本だと街を歩けば広告入りのものが無料で配布されているので、買うまでもない商品でしょう。何度も同じ場所を往復することで、ティッシュを買わないという節約術を行っているツワモノもいます。ウェットティッシュについては節約のための裏技があり、実はほとんど一緒の機能を持つベビー用おしりふきの方が1枚あたりが安いです。違いはおしりふきの方が肌に優しく赤ちゃんの口に触れても問題無いつくりになっていること。それでいて競争しているためか安いのだから、明らかにおしりふきで代用してしまった方がお得でしょう。

2番目のポイントは、売れ筋アイテムの最安値について。誰もが知っている大王製紙のエリエール。ベーシックなキュート160組x5個は0.3円/組の236円が最安値です。花粉症の季節など大量に鼻をかむ時には肌にやさしいエリエール 贅沢保湿もよく売れます。こちらは保湿機能が強い分、若干値段は上がり、200組x3箱が0.7円/組の444円が最安価格になります。ライバルのトップブランドといえばスコッティ160組x5個が0.32円/組で256円が最安値、ほぼ同じなので香りやパッケージの好みで決めてしまえば良いと思います。三大ブランド最後はネピアで、これまたネピネピティッシュ160組x5個が0.3円/組で236円が最安値。示し合わせたかのようにほぼ同じ値段で有名ブランドのベーシックラインは買えてしまいます。高級ティッシュの代名詞ともなった鼻セレブ200組は1円/組の205円が最安値です。あなたがよく買うティッシュはいくらでしょうか？お目当ての商品を検索して、最新情報をチェックしてみてください。

ティッシュ通販で賢い買い方

生活必需品で消耗が早いのに、軽くてかさばり持ち運びが大変なティッシュペーパー。まさに、通販での購入にうってつけではないでしょうか？しかしながら、各社が商品開発にかなり力を注いでおり、多くの種類・製品が販売されています。ティッシュペーパーにはこだわらないからいつも一番安いものを買っているという方もいれば、なんとなく肌に良さそうだから、潤いと書いてある商品を適当に買っている方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで、本記事では、実際どんな種類のティッシュがあるのか比較し、どういう仕組みでできているのか、よく見かけるあのブランドはどう位置付けられるのか、等、ご紹介したいと思います。

1. ティッシュの種類

スーパーやコンビニへ行くと、本当にたくさんの種類のティッシュペーパーが置いてあります。そして、各社がセールスポイントがわかるパッケージ・ネーミングを使っているため、何がどう違うのか、いまいちよくわからないと思います。

また、スーパー等では置いてある商品にばらつきもあり、必ずしも欲しい商品が見つかるとは限りません。そのため、持ち運び等も考慮すると、通販で欲しいものをまとめ買いするのが効率的だと考えます。その際に、参考にしていただけるよう、どういった種類があり、各社の主力商品がどう位置付けられているのか、まとめてみました。

<一般的なティッシュ>

• 特徴：一般的なティッシュです。最近ではいろいろな工夫がされており、安くてもそれなりの質感があります。
• 代表的な商品：エリエールティシュー、エリエールティシューCute、スコッティティシュー、ネピアネピネピ、クリネックスフェイシャルティシュー、エルモアティシュー
• 価格：1組0.3〜0.4円程度
• メリット：どこでも手軽な価格で購入でき、肌にふれることが多くなければ十分これで問題ありません。
• デメリット：後に述べる高品質な商品と比べると、ティッシュの原料であるパルプの質が劣ったり、特別な加工をしていないため、質感や肌触りは悪いです。鼻をたくさんかむ場合等、肌が荒れることがあります。

<触り心地重視タイプ>

• 特徴：原料のパルプを高品質なものにしたり、加工方法を工夫したりすることにより、肌触りが柔らかで、なめらかなタイプ。
• 代表的な商品：スコッティカシミヤ、ネピアプレミアムソフトティッシュ、ネピアJapan premium、エルモア絹美。（より高品質なタイプ）クリネックス至高、クリネックス羽衣
• 価格：1組0.5〜0.9円程度。より高品質なタイプは1組3円程度
• メリット：肌への負担が小さく、鼻をかんだり、女性の化粧落とし等に、安心して日常的に使えます。
• デメリット：高いものでは通常のティッシュの倍以上の価格になるので、割高で、肌につかわない場合にはコストに見合っていないと感じるかもしれません。また、特に保湿成分等を含んでいないので、乾燥している季節には、肌が弱い人や使用頻度の高い人にとっては辛いかもしれません。

<保湿・潤いタイプ>

• 特徴：グリセリン、ソルビット、スクワラン等の成分を含み、通常のティッシュの2倍ほどの水分が含まれているため、ティッシュがしっとりしており、肌触りが良い。美容成分や香り成分が含まれているものもあります。
• 代表的な商品：エリエール+Water、エリエール贅沢保湿、エリエールローションティシューUfu、ネピア鼻セレブ、シュフレプレミアム、エルモアローションティッシュー、クリネックスアクアヴェール、クリネックスローションティッシューX。（より高品質なタイプ）エリエールFuwari、ネピア大人の鼻セレブ
• 価格：0.5〜2.8円
• メリット：保湿成分が含まれているため、肌に優しい。また、高品質タイプであるため、高品質の原料を使っているため、肌触りも滑らかなものがほとんど。風邪や鼻炎、花粉症の季節にはぴったり。
• デメリット：品質の部分でのデメリットはないと言っても差し支えありませんが、価格が問題になります。ティッシュが毎回肌に触れるわけではないので、お財布と相談しながら使い分ける等が合理的です。

触り心地と保湿・潤いをの両立を目指したタイプや、一般的なものとこれらの高品質なものとの中間水準のもの、ハーブを配合して爽快感を高めたもの等もあり、必ずしも全ての商品が綺麗にこの３つに分類されるわけではありませんが、筆者の基準で主要な商品を３つのグループに分けてみました。。

これは個人によって異なりますが、筆者は面倒くさがりやで、かつ肌が弱いので、最近は異なるティッシュを色々な場所に置き、使い分けをしています。肌（特に顔）に触れる場合には保湿・潤いタイプを使うためこれらのティッシュはリビングに置き、それ以外は一般的なティッシュを使っているので、キッチンやダイニングテーブル、寝室等はこれらの手頃なティッシュが置かれています。

2. 高品質ティッシュの仕組み〜どう作られているのか〜

上記で豊富にあるティッシュをその機能・品質別に分類しましたが、どうやってそう言った性質をもたせているのか気になる方もいらっしゃると思います。以下、簡潔に高品質ティッシュの基盤となっている技術や成分についてまとめてみました。

<触り心地の向上>

肌触りを向上させるための取り組みとして代表的なものは以下の３つです。

• 素材の配合比率：ティッシュの原料となるパルプの主原料は木材ですが、木材にも針葉樹と広葉樹があります。針葉樹は吸収性や強度が出るという特徴があり、広葉樹は紙の表面をなめらかにするという特徴があります。これらを、肌触りが良いように試行錯誤を重ねた結果、配合比率が決められています。また、針葉樹や広葉樹の中のどの種類の木を使うのか、同じ木でも生産地等までこだわる商品もあります。各社ともに、強度や吸収性を保ちつつも、どこまでなめらかにするか、そのバランスが重要になるので、素材の配合比率の研究開発を進めており、その結果として、肌触りを追求した配合で作られたのが肌触りを重視したティシュになります。
• 表面の形状：ティッシュは柔らかく形状をつけることは技術が必要ですが、中には表面にエンボス加工（凸凹加工）を行い形状記憶をさせることで、吸収性と柔らかさを実現した商品もあります。さらに、エンボス加工により肌との接地面がすくなくなるため、摩擦が軽減され、なめらかな肌触りを達成できます。
• 重ねる枚数：通常のティッシュは2枚重ねが主流ですが、１枚１枚をさらに薄くすることにより強度を保ちつつ柔らかさとしなやかさを追求でき、また、空気層が２つできるのでよりふっくらとした質感が実現できます。そのため、中には大人の鼻セレブ、至高のような贅沢な３枚重ねの製品があるほか、「「空気」への挑戦」を掲げるクリネックス羽衣は４枚重ねです。

<潤い・保湿>

潤い・保湿のために使われている代表的な成分とその機能をご紹介します。以下の二つを使っているもの（ダブル保湿という書き方の場合はこの２つです）と、３つ全て使っているもの、さらにはヒアルロン酸やローション（肌と同じ弱酸性のものが多いです）を含んでいるものがあります。

• グリセリン：空気中の水分を取り込む働きがあり、化粧品等にも使われている保湿成分です。天然由来のものを使う製品が多数です。
• ソルビット：お菓子等に入っている甘味料として有名ですが、水分・潤いをキープする働きがあります。練り物の水分保持や、化粧品の保湿剤・増粘剤としても使われています。
• スクワラン：深海に住むサメの肝臓から取れるスクワレンに、水素を合成して安定化させた成分、もしくは、植物から取得することのできる成分で、人間の体内でも作られます。そのため、天然素材かつ体にも安全で優しいということで、保湿剤として化粧品に使われています。

3. 通販で上手に買うための留意点

足りなくなると都度スーパーに買いに行ったり、少なくなってきた時に、買い物のついでに買うことが多い。けど、軽いわりにかさばって以外と面倒ですね。しかも筆者の場合はなぜかちょうどスネのあたりに当たるので、痛い思いを何度もしています。そのため、上手に通販を使って購入されることをお勧めします。