猫用おやつの選び方①【ドライ・ウエット(液状)・ジャーキー・フリーズドライ】
おやつのタイプ
市販の猫用おやつにはさまざまな形状・タイプが存在します。愛猫の好みや性格、与えやすさ、年齢などを考慮して選ぶと良いでしょう。
はじめに、おやつの代表的なタイプを紹介します。
●ドライタイプ
ドライタイプは猫用おやつのなかでも主流であり、スナックやクッキー、ビスケットなどが当てはまります。
猫が食べやすい一口サイズが多く、与える量も調整しやすいことから、しつけのご褒美としてうってつけ。
袋が小分けになっている商品も多く販売されており、保存がしやすく、外出先で与えやすいのも特徴です。
ご褒美としてのおやつを探している方は、ドライタイプを基準に選ぶのが良いでしょう。
3種類のフレーバーを楽しめるバラエティーパック
「モンプチ クリスピーキッス バラエティーパック 贅沢シリーズ」は、「モンプチシリーズ」のフレーバーを一度に楽しめる人気商品。
本商品は「とびきり贅沢おさかな味」・「とびきり贅沢チキン味」・「とびきり贅沢サーモン味」がそれぞれ小分けされて入っており、60袋と大容量。
バラエティーパックはさまざまな味が楽しめるため、愛猫が飽きにくいというメリットがあります。
こちらを買っておくだけで長持ちするほか、小分けタイプなので携帯することもできます。
●ウェット(液状)タイプ(パウチ)
ウェットタイプのおやつは液体状で、噛む必要がないためシニア猫や子猫に食べやすいという特徴があります。
また、水分量が多いので、水を飲まない猫やドライフード中心の猫に与えるおやつとして最適。
お皿に移して食べさせる商品のほか、最近では「ちゅ〜る」のように手からそのまま与えられる商品も販売されています。
一方で、商品によっては腐敗を遅らせるために保存料・着色料が多く含まれているものもあり、選ぶ際には原料名をチェックするようにしましょう。
食い付き抜群!ウェット(液状)タイプといえば「ちゅ〜る」!
まぐろ・ホタテ・鰹節など、さまざまな海鮮味が楽しめる「チャオちゅ〜る まぐろ 海鮮ミックス味」。
袋に小分けされて入っているため、与えすぎる心配もありません。
愛猫の水分補給のほか、手から直接与えられることができるのでコミュニケーションツールとして最適。おやつだけでなく、普段のご飯に混ぜて活用するのもおすすめです。
ほかにも消臭成分が配合されていることから、トイレの匂いを和らげる効果が期待できます。
●ジャーキー
ジャーキーは素材を乾燥させて作られるおやつで、噛み応えが抜群。
生のおやつよりも保存性に優れており、たくさんストックしておきたいときにおすすめです。
また、ささみや牛肉、サーモンなどが素材にされた商品はタンパク質が豊富。塩分や添加物の量には注意が必要ですが、不足しがちなタンパク質を補うのに最適です。
肉以外にサツマイモやニンジンなどの野菜が使われている商品もあり、普段のおやつに飽きた愛猫に与えるのも良いでしょう。
ササミジャーキーにオーラルケア効果がプラス
「ペットキッス オーラルケアササミジャーキー」は、低カロリーの鶏肉を使っているだけでなく、噛むだけで歯磨きができるオーラルケア機能付き。
猫がよく噛むことでササミが歯と歯の隙間に入り、歯垢を除去する働きが期待できます。歯垢がなくなると息もきれいになり、今まで以上に愛猫と接しやすくなるでしょう。
食べ応えがあって食い付きも良く、普段の食事をなかなか食べてくれない愛猫や、歯磨きの苦手な愛猫のおやつにおすすめです。
●素材そのままタイプ(フリーズドライタイプ)
その名の通り、素材の雰囲気や食感を限りなく本物に近づけたおやつで、食べ応えがあります。
煮干しやチーズ、かにかま、鰹節などが挙げられ、一般的なフードと違って素材の食感・香りが良いため、猫の食いつきも高い傾向にあるのが特徴。
素材そのままタイプのおやつは、食欲のないときの栄養補給として優れています。
ただし、愛猫が求めるあまりついつい与えすぎたり栄養が偏ったりしないように、与える際には注意が必要です。
食い付き抜群のカニカマ!国産商品で風味も豊か
「Petio キャットSNACK 乾しカマ かに味」は国産のカニカマを使っており、保存料不使用と安心して与えることができるおやつです。
カニカマは風味が豊かで旨味もたっぷり。愛猫が食いつきやすいだけでなく、猫にとって必須の栄養素「タウリン」を含んでいることから、健康サポートも期待できます。
商品には塩分が含まれており、小分けになっていないため、間食が主食にならないよう与える際には量や回数に注意しましょう。
猫用おやつの選び方②【素材:かつお・ささみ・チーズ】
おやつの素材
猫のおやつは、大好物の魚介系、肉系の素材を使ったものがメインと言えるでしょう。
そのほか、栄養や健康面に配慮した野菜や果物、チーズなどを取り入れたものも。
「初めて食べる味になかなか慣れない」、「同じ味ばかり食べている」、「とにかく好き嫌いが多い」…などグルメと言われる猫ちゃんは好みにうるさい子も多いようです。
さらに、下痢になりやすい牛乳や生もの(刺身やほうれん草、ぶどうなど)といった猫ちゃんにあげてはいけない食材も多く、手作りおやつを作る際は要注意。
疾患を持つ猫ちゃんはもちろん、健康な猫ちゃんでも食材によってはアレルギーを起こす可能性もあるので、初めて与える際は少量ずつ様子をみて、気になる場合は迅速に獣医さんに相談を!
ここでは、そんな猫ちゃんたちの飼い主の多くが気にしている素材「かつお・ささみ・チーズ」の3素材を紹介します。
かつお
ご飯にかつお節をまぶした〝おかかご飯〟=〝猫まんま〟と呼んでいたように、かつおは猫の大好物というイメージが根強いようです。
実際は、私たち人間が食べているかつお節は猫には塩分が多すぎるため、頻繁に与えると腎臓病や糖尿病、肥満の一因にも。
一方で、かつおには猫にとって大切なビタミンやDHAも豊富に含まれています。
各メーカーが猫用として細心の注意を払って開発されたかつおのおやつを、しっかり適量を守って与えてください。
食べきりサイズが◎「いなば 焼本かつお」
ちょっと小さめの食べきりサイズのソフトパウチタイプの「いなば 猫用おやつ 焼本かつお 海鮮かつお節味 12本入」。
初めて与えるのにもちょうど良いサイズです。
しっとりジューシーな食べ心地で、そのまま手であげても良し、食べやすいようにほぐしてあげても良し!
ささみ
鶏のささみは、高タンパク質で低カロリー。
私たち人間にもダイエットや手軽にタンパク質を摂取できる食材としてもお馴染みです。
もちろん、猫ちゃんにも鶏のささみは好適なので、さまざまななタイプのおやつが販売され、リピする人も多いよう。
さらに、鶏ささみは、満腹感も高く、消化も良いので食の細い子猫や高齢猫、ダイエット中で低カロリーおやつを探している人にもおすすめです。
猫ちゃんの下部尿路に配慮「DHC クリーミィささみ」
「猫用クリーミー キャットフード ささみ50g 1袋 5本 DHC ディーエイチシー」は、冷凍保存しないフレッシュな国産鶏を使用。
飼い主さんの手からそのままペロペロできるステイックタイプの〝とろ〜り〟おやつです。
猫ちゃんを悩ませることの多い下部尿路の症状に配慮。
安心の化学調味料不使用、1歳以上の全成長期の猫ちゃんにOKです。
チーズ
牛乳は乳糖が多く、乳糖不耐症で下痢になってしまう危険性があり、猫ちゃんに与えてはいけない食べ物のひとつとして有名です。
ただ、同じ乳製品でもチーズは乳糖が少ないため、与えても大丈夫と言われ、チーズを使った猫ちゃんのおやつも色々販売中。
人間が食べるチーズは塩分が多く、カロリーも猫ちゃんたちにとっては高すぎるので、猫ちゃん専用のチーズを選ぶことが大切。
塩分は猫ちゃんの腎臓に悪影響ですし、カロリー過多は太り過ぎを招くことも。
保存料不使用「ペティオ チーズスライス
魚でサンドしたチーズのおやつ「ペティオ Petio 猫用おやつ キャットSNACK チーズスライス 24g チーズ」。
猫ちゃんが食べやすいよう細長&薄くスライス、やわらかく口どけも◎。
ナチュラルチーズの豊かな香りと旨みが広がり、チーズ好きの猫ちゃんたちが夢中になるとの声も。