オリゴ糖とは
「オリゴ糖」の存在は知っていても、一体どんな性質のものなのか理解している人は少ないかもしれません。
オリゴ糖とは糖質の一種。糖はブドウ糖や果糖などの「単糖類」、デンプンやセルロースなどの「多糖類」、そして単糖類が複数結合して構成された「オリゴ糖」に分類されます。
オリゴ糖は、単糖類と多糖類の中間的な存在と言えます。
単糖類はすぐに消化吸収されるので血糖値を急上昇させますが、オリゴ糖を分解するための酵素を私たちは持っていません。そのため、オリゴ糖は胃や小腸・消化管で分解されずに大腸まで届けられるのです。
【検証】オリゴのおかげダブルサポートを実際に買って使ってみました

こんにちは。骨密度低めライターのほしのやです。「カルシウムの吸収を助けてくれるオリゴ糖がある」と聞き、実際に購入して試してみました。

パールエースの「オリゴのおかげダブルサポート」、シロップタイプのオリゴ糖です。正直オリゴ糖にはこれまで「お腹に優しい」というイメージしかありませんでした。気になるオリゴ糖の味や使い勝手を、しっかりレポートしていきます。
◆「オリゴのおかげ」とどう違う?
はじめに「ダブルサポート」という商品名を見たとき、一瞬「え、心強い」と思い、気がついたら「カートに入れる」ボタンを押していた私。でも落ち着いて考えてみると何をどんな風にサポートしてくれるのか分からない。
「プレミアムタイプという言葉に惑わされてない?」、「普通のオリゴのおかげとどう違うの?」という疑問が湧いてきました。普通の「オリゴのおかげ」より100gあたり16円高いし…(2020年2月時点スマートショッピング調べ)。
調べてみるとオリゴ糖の種類は、乳糖と砂糖が原料の「乳糖果糖オリゴ糖」で、「オリゴのおかげ」と同じです。しかし通常の「オリゴのおかげ」と比べると2つの特徴がありました。
①オリゴ糖の含有率が高い
②カルシウムを吸収する効果をプラス

オリゴのおかげシリーズは、全シリーズで整腸作用における「特定保健用食品」の表示許可を取得。「オリゴのおかげダブルサポート」は、加えてカルシウム吸収促進機能に関しても「トクホ」認定を受けています。ちょっとの金額の差でより良い効果を期待できるなら、納得のコスパでした。
◆1日にどれぐらい口にしていいの?

「オリゴのおかげダブルサポート」の1日の摂取量の目安は、ティースプーン2杯分(8g)。気になるカロリーは17kcalでした。17kcalを運動に換算すると、駅の階段3階分登るのと同じくらい。厳しいエネルギー量ではなく、一安心。気軽にコーヒーに、ヨーグルトにと使えそうです。
◆「甘くない」って本当?

「オリゴのおかげダブルサポート」の口コミをチェックしていると「甘さが足りない」という指摘がちらほら。砂糖の甘さに合わせるため「もうひとさじ、もうひとさじ」と追加していくと1日の摂取目安量をオーバーしてしまいそうで心配です。
メーカーである株式会社パールエースのサイトをチェックすると、「オリゴのおかげ」の甘さに関する記述が見つかりました。
”カロリーはお砂糖の約半分、甘さはお砂糖の約8割~半分と控えめです。”
◾参照:株式会社パールエース「オリゴのおかげ」よくあるご質問

スプーンに出して直接なめてみると、ちゃんと甘い。しかし砂糖と比べてみると良く言えば「やさしい甘さ」、はっきり言うと「軽くてやや物足りない」甘みです。加熱に強いので煮物にも使えるのですが、肉じゃがに砂糖大さじ何杯も入れるところをそのまま「オリゴのおかげ」で代用してしまうと、味の調整が難しそう。

でもせっかくなら料理にも使いたい!そこで編集部で今回卵焼きに使ってみました。煮物に比べてレシピがシンプル。加熱時間が短いので、オリゴ糖が変質する可能性も少ないのでオススメです。
◆おなかがゆるくなるって本当?
「オリゴのおかげダブルサポート」のパッケージを見ていると、注意書きに気になる文言が。
”食べ過ぎあるいは体質・体調によっておなかがゆるくなることがあります。”
おなかの調子を整える効果が期待される食品なので「まあそうですよね」とは思いますが、電車通勤の身としてはあんまり激しい変動は、死活問題。
摂取目安量であるティースプーン2杯を摂って1日様子を見ましたが、激しい腹痛や下痢症状といったお腹の調子の変動はみられませんでした。ただ、口にして20時間後ぐらいからお腹がぐるぐる鳴っています!まろやかで、かつ期待の持てる利き方。もちろん個人差があると思うので、初めて口にするときはタイミングを見計らうことをお勧めしします。
◆溶けやすさをチェック

シロップタイプのオリゴ糖の一番使いやすい使い方は飲み物に入れること。たくさんかき回さなくても冷たいアイスコーヒーにもさっと溶けてくれると嬉しい。ということで、冷水での溶け具合をチェックしました。

「オリゴのおかげダブルサポート」は、無色無香の粘度高めの液体。最初はコップの下の方に沈殿していたシロップですが、スプーンで撹拌すると綺麗に混ざりました。その後実際に口にしてみましたが底に近くなる程甘くなるということはなく、溶かしたい液体の温度を気にしなくていいのはありがたい、と思いました。
◆まとめ

「オリゴのおかげダブルサポート」を実際に使ってみて、一番感じたのは、「もっと早く出会いたかったな」ということ。
ホルモンバランスが目まぐるしく変化して、お通じに悩んだ妊婦時代。
お腹がはって苦しそうに泣いていた、長女が赤ちゃんの頃。
市販薬が思うように使えない時に、このオリゴ糖があったら心強かっただろうな、と思います。食生活や運動の大切さは分かりすぎるほどに分かっているけれど、それだけではどうにもならない時、腸内環境をサポートしてくれるお守りになってくれそうな1本でした。