オリーブオイル鉄板おすすめ人気ランキング10選【人気のエクストラバージンオイルは?】

オリーブオイル鉄板おすすめ人気ランキング10選【人気の産地や品種は?】

オリーブオイル
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本物のオリーブオイルだけを常時10種類以上使い分ける、オリーブオイルマイスター。今までに試した数は計り知れず・・・。オリーブの産地からこだわってます。

イタリア料理が普及すると同時に、日本でも普及してきたオリーブオイル。

さまざまな国のオリーブの木から採れたオリーブを、多用な加工方法で製造しています。

そのためオリーブオイルは、正確な違いを把握するのが非常に難しい商品です。

オリーブオイルは、エクストラヴァージンだから、質が良いというものではありません

そこで、スマートショッピングでは、種類や品種、原産地をきっちり分けた上で、おすすめのオリーブオイルをさまざまな角度から比較!

どのオリーブオイルが美味しいのか、そして人気なのかを調べてみました。

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オリーブの品種比較

オリーブオイル

オリーブオイルにさまざまな種類があるように、原料になるオリーブも実に多種多様。

栽培される品種だけで、1,300種類以上の種類があると言われています。

豊富なオリーブの品種により、数々のオリーブオイルの味わいや風味を出すことが可能になっています。

以下では、主要なオリーブの品種について栽培されている国とともにご紹介します。

栽培国 品種 コメント
スペイン ネバディロブロンコ(Nevadillo Blanco) スペイン産のポピュラーな品種で、含油率は17%程度。果肉が柔らかすぎるため加工には向いていない。観賞用のオリーブの樹として最も苗木の生産量が多いことが特徴で果実の平均重量は2.0~2.5g
ピクアル(Picual) スペイン産。アンダルシア地方で最も多く栽培されている、オリーブオイル用の品種で、含油率は21~25%程度。辛さ、苦さ、青リンゴのような香気がある。樹勢は旺盛で隔年結果の傾向がある。果実の平均重量は2.5~3.5g
マンザニロ(Manzanillo) スペイン産の果実加工用品種で、世界中で多く栽培されている。含油率9~14%。バナナやトロピカルフルーツの風味。果実が大きく栽培はかんたんなため、加工用に優れていて取れ高も安定しているのが特徴。平均重量は3.0~3.5g
アルベッキーナ(Arbechina) スペイン産の北部カタルーニャ地方の主要品種。葉がコンパクトに密に育つ希少品種で果実も小型。トマトや若いアーモンドの風味。含油率は17~21%で果実重量は1~2g
オヒブランカ(Hojiblanca) 様々な目的で使われる品種で果実は卵形。含油率は16~20%で果実重量は2~4g
セビラーノ(Sevillano) ゴルダルやクイーンとも呼ばれる、果実は特大のテーブル用品種。熟期が早くオイルは少なめ
イタリア フラントイオ(Frantoio) イタリア産のオリーブオイル用のトスカーナの主要品種。長卵形の果実で、含油率は26-30%。スパイシーで若草、刈った草の緑の香り。高品質で、収穫量も多い品種。世界各国で栽培されている。平均重量は1~2.5g
モライオーロ(Moraiolo) トスカーナの主要品種で、球形の果実で含油率は26~28%。フラントイオと同様スパイシー。色は緑が濃く、ポリフェノールの含有量が高い。平均重量は約2.5g
レッチーノ(Leccino) イタリア全土で栽培されているオリーブオイル用の品種。卵形の果実で含油率は25~27%。甘くてフルーティーな味わい。平均重量は約2.5g
コラティーナ(Coratina) 南部イタリアで栽培されているオリーブオイル用品種で、収穫量が多い。卵形の果実で含油率は28~29%。味は苦くて辛い。平均重量は3.5〜4g
アスコラーナ・テレナ(Ascolana Terena) イタリアで栽培されている果実加工用品種。果実が大きいのが特徴の優れた品種と言われている。熟した桃の香り。平均重量は8〜10g
ルッカ(Lucca) イタリアで栽培されている、果実加工用品種で長卵型。含油率は約28%と高め
オリアローラ(Ogliarola) 南イタリアの主要品種で、少し苦味があり、ハッキリした味わいの野性味ある品種
チュニジア バロウニ(Barouni) チュニジア原産で果実は特大の品種。平均重量は約7g。
シェトゥーイ(Chetui) 強い苦さと緑のスパイシーな風味
ギリシャ コロネイキ(Koroneiki) ギリシャのオリーブオイル用の品種で、ギリシャ国内の生産面積の半分以上を占める主力品種。 高品質であるが果実は小さく生産性は少ない。抹茶を思わせる緑の風味でまろやかなフルーティーな味わい
コロビ(Korobi) トロピカル品種を思わせる濃厚な風味
トルコ アレクーゾ(Arecuzzo) トルコ産のオリーブオイル用の品種で、収穫量が多いことが特徴。平均重量は2〜3g

オリーブオイルの原産地の特徴比較

オリーブオイルの原産地

オリーブの栽培は、地中海沿岸地域から始まり、現在は世界各地で行われています。

当然地域ごとに品種も異なり、また土壌や気候風土の違いにより、さまざまな風味のオリーブオイルができます。

オリーブオイルテロワール

ワインやコーヒーには、こうした栽培地の地理、地勢、土壌、気候風土、品種、農業手法等を総称してテロワールと呼びます

そして、オリーブオイルにもまさにこの「テロワール」があるんです

オリーブは、高温や干ばつに強い一方、極端な少雨では収穫量が減少し、マイナス以下では生育が難しいと言われています。

世界のオリーブオイルの産地は、オリーブの産地ともほぼ一致しており、北緯30-45度、南緯30-45度の、通称オリーブベルトと呼ばれる地域で、栽培されているものがほとんど。

現在、日本で消費されているほとんどのオリーブオイルは、地中海に面している国であるイタリア産かスペイン産のオリーブオイル

この2ヶ国だけで世界の90%近くのシェアを占めています。

なかでも多いのがスペイン産のオリーブオイル。イタリア料理が普及したことから、日本では、イタリア産のオリーブオイルが半数以上を占めていますが、世界的に見ると生産量ではスペインが第1位

他にもチュニジアやギリシャ、トルコなどの国でも生産が盛んです。ここでは、国別にオリーブオイルの特徴を見てみましょう。

1スペイン

オリーブオイル

オリーブオイル専門メディアの「Olive Oil Times」によると、直近でもオリーブオイル生産量の世界第1位はスペインです。
スペイン産のオリーブオイルは、熟成した実から搾油したままのフレッシュでまろやかな風味が特徴。他国産のものと比較しても、価格がお手頃なものが多い傾向にあります。

スペインのオリーブオイルはまろやかな味が多いと言いましたが、他国産と比較すると、良い意味で味が均一で、悪くいうと個性があまりありません…。大量生産するが故、さまざまな料理に合うよう限定した品種で、安定した品質を目標に作られていることが原因かもしれません。

産地

スペインのオリーブの産地は、4ヶ所あり、南部のハエンを中心とするアンダルシア州、中部のカスティーリャ・ラ・マンチャ州と、エストラマドゥーラ州、北部のレリダを中心とするカタルーニャ州です。

特にアンダルシア州は、パエティカと呼ばれていた古代ローマ時代より有数の産地として有名で、現在スペインのオリーブオイルの生産量の60%を占めています

品種

スペインの主要品種数は272種類あり、その中でも特に多い品種は、ピクアル種、コルニカブラ種、オヒブランカ種。この3品種でスペインの60%を占めています。
その中でもピクアル種は、スペインの耕地の37%で栽培されていて、世界でもっとも栽培されている品種です。

他にもアルベキーナ種、セビラーノ種、マンザニロ種、ピクード種、エムペントレ種なども代表的。アルベキーナ種は、世界でもよくみかける品種ですが、原産地はカルターナ州です。セビラーノ種、マンザニロ種は油があまり絞れず、テーブルオリーブ用として使われる品種になります。スペイン産は良い品質だけではなく、あまり良くない品質も多く出回っているので見極めも重要です。

2イタリア

オリーブオイル

イタリアは、日本のオリーブオイル輸入先No.1を占めており、「オリーブオイルといえばイタリア」というイメージの方も多いのではないでしょうか?

2015年は天候不良等もあり、オリーブオイルの生産量はチュニジアに次いで世界第3位。イタリアのオリーブオイルの特徴は、スペインに比べて品種が非常に多いという点。搾油所も約5,000ヶ所あり、世界最多です。

産地

イタリアの中でもオリーブオイルの生産では、いくつか有名な地域があり、最も有名なのが、南部の最大の産地であるプーリア州、カラブリア州で、この2つの州だけで、生産量が70%を超えます。ここのオリーブオイルは、オリーブ果実のフルーティーな風味が感じられるという特徴があります。

一方、生産量はそこまで多くないものの、高品質のオリーブで有名なのが、中部のトスカーナ州、ウンブリア州、ラツィオ州、アブルッゾ州。これらは、イタリアの生産量の15%です。その中でもトスカーナ州は、生産量が少なく全体の2〜3%ほどしかありません。

しかし、トスカーナ州のオリーブオイルは、青々としたフレッシュで、若干辛みを感じられる風味なのが特徴。特に、肉料理にピッタリのオリーブオイルとなっています。

また、さらに生産量は少なくなりますが、北部の東側内陸のガルダ湖周辺と、西部にあるリグーリア州では、どちらかというとスペイン産に似たマイルドな味わいで、辛みや苦味も抑えた軽やかな風味が特徴のオリーブオイルになります。

品種

イタリアは品種数が、472品種と極めて多く、特に有名なのがプーリア州のコラティーナ種。イタリアでもっとも多い品種で、またカラブリア州のカロレア種も、主要品種のひとつです。

地域にも固有の品種があり、シチリア島の主要品種はトンダイブレア種、ビアンコリッラ種、ノッチェラーラ・デル・ベリーチェ種があります。中部にはフラントイロ種、レッチーノ種、モライオーロ種、ペンドリーノ種、マウリーノ種ですがフラントイロ種、レッチーノ種、モライオーロ種に関してはブレンドすることが多いです。北部はタジャスカ種とカーザリーバ種です。

イタリア国内でのオリーブオイル消費量は多く、品質が優れているものも多いですが、残念なことに品質の悪いいわゆる「偽物のオリーブオイル」を、「エクストラバージンオイル」として輸出していることもあります。国内での消費に向けられてしまい、輸出用にはランクが低いバルクオイルを使用していると言われています。

3チュニジア

オリーブオイル

食品加工輸出の7割以上がオリーブオイルという、オリーブ大国のチュニジア
日本でのオリーブオイルの流通量は圧倒的に少なく、日本ではまだまだ認知度も低いようです

実際、チュニジア国内では27万人以上の生産者が、オリーブ栽培に従事していて、世界のオリーブ耕作面積の20%に及ぶ、約170万ヘクタールの耕作面積の中で、6,600万本ものオリーブの木を栽培しています。この耕作面積は、世界第2位!

チュニジアのオリーブオイルは、高品質で長期保存に耐えられることで有名です。
これまで生産されたオリーブオイルの70%は、EUをはじめとした欧州諸国へ輸出されていましたが、近年その品質の高さから米国などへの輸出も加速しており、世界中から注目を集めています。

イタリアやスペインも、チュニジアのオリーブオイルを輸入し、自国で生産したオリーブオイルとブレンドさせて品質を高め、他国へ輸出しています。日本では認知度の低いチュニジア産のオリーブオイルですが、私たちも知らぬ間に、口にしていることがあるかもしれません。

品種

オリーブオイル

品種は全100種に及び、中でも主力品種はシェムラリ種とシェトゥーイ種。シェムラリ種は、ものすごく苦味がありますが、ポリフェノールが多く含まれているのが特徴。

チュニジアはアフリカにあるため、自然環境として乾燥していることもあり恵まれているとは言えない環境です。
そのため、他のオリーブオイルよりも、栄養素を取り込む力が強く、豊富な栄養素が含まれています

筑波大学の礒田博子教授の研究によると、チュニジア産オリーブには、がんや動脈硬化を予防してくれるポリフェノールが、欧州産に比べ10倍以上含まれていることも実証されているとのこと。

またチュニジアの政策の一環で、農薬や化学肥料の使用が禁止されていることもあり、古来より有機栽培が行われてきたことも、高品質のオリーブオイルを保つことができる要因です。

チュニジア産は手摘み

また、ヨーロッパ産とチュニジア産の大きな違いは収穫方法。ヨーロッパでは、人件費削減のため機械を使って木を揺らして収穫する生産者が多いのに対して、チュニジアでは昔ながらの道具を使って、手摘みで収穫するのが基本。機械での収穫は、少ない人数で早く収穫できる一方で、オリーブにダメージを与えてしまったり、木にも負担をかけてしまいます。

逆に手摘みは、収穫に時間がかかりコストは大きいのですが、オリーブの実も樹もダメージが少なく、長期的に高品質の商品の生産が可能になるのです。のちほど、おすすめのチュニジア産オリーブオイルもご紹介します。

4ギリシャ

オリーブオイル

そのほかにも、高品質オリーブオイルの生産国として有名なのがギリシャ。日本では、用途に応じて菜種油、サラダ油、オリーブオイルと使い分けるのが通常ですが、ギリシャでは全ての調理方法にオリーブオイルが使われます。

ギリシャでのオリーブオイルの消費量は、国民一人当り、年間で60Lとも言われ、特にクレタ島では年間に120L消費していると言われています。

また、健康法の一環で毎日スプーン2杯のオリーブオイルを飲むということもあり、健康食としても重宝されています。

産地

ギリシャのオリーブオイルもチュニジア産と同様、高品質なものが多いことが特徴。
ギリシャの中でも有名な産地がクレタ、レスボス、ペロポネソスの島々で、西部の山岳地帯にもあり、特にクレタ島で生産されるオリーブオイルの90%が、エクストラヴァージンオイル(ギリシャ全体でも75%)と言われてます。

チュニジア同様スペインやイタリアでもブレンドして、他国に輸出する商品が多いです。

品種

ギリシャの主要品種として、コロネイキ種、カラモン種、マストイディズ種。これらだけで全生産量の90%を占めています。なかでもコロネイキ種は、全世界で生産される有名な品種。

ギリシャはヨーロッパでも最も降水量が少ないため、中身の濃いオリーブの実ができ、味や風味もしっかりしたものが多いのが特徴です。

5トルコ

オリーブオイル

日本で認知度の低い、隠れたオリーブオイルの名産地の一つがトルコ。定説では、オリーブの栽培はトルコとシリアの国境近辺でおよそ6000年前に始められたと言われています。しかし、全体的には他の生産国と比較して、丁寧な生産管理が行われていません

トルコ産オリーブオイルは、北部のものはイタリア産、南部のものはスペイン産に風味が似ているとよく言われます。しかし一般的には、えぐ味や苦味が少ない味わいで、スッキリとした風味であるのが特徴。そのため欧州諸国では、トルコ産のオリーブオイルを味の調整として、利用することも多いようです。具体的な地域としてはアイワルク地方が有名で、「トルコのトスカーナ」とも呼ばれています。

産地

トルコの主な産地は、西部エゲーナ海沿岸地方にアイバルク、イズミル、アキサールのトルコ中心産地でもっとも品質が良いとされています。他に、南部地中海沿岸地方とアナトリア地方内陸部があり、アナトリア地方内陸部は世界最古の搾油が行われた地域と言われています。

品種

品種数は、約90種類あると言われ、主要品種はゲムリック種、ウスル種、ドマット種。ゲムリック種は主にテーブルオリーブ用で使われ、ウスル種、ドマット種は主にオイル用で使われる品種になります。輸出用の品種もありアイバルク(種エドレミット種)が挙げられますが、エーゲ海産地での生産なので地名、品種の両方の名がいます。

6モロッコ

オリーブオイル

モロッコは、国際オリーブ協会(IOC)に古くから加盟している大生産国。完熟したオリーブを好む人が多いので、バターに近いマイルドなオリーブオイルです

産地

主な生産地は南東部、フェズ近郊、メクネスなどが集積地なっています。モロッコはオリーブオイルよりも、テーブルオリーブ生産が多く、品種はモロッコ・ピショリーヌ種、ベルディ種が主な品種となります。モロッコ・ピショリーヌ種は、桃を思わせるような芳醇な風味が特徴です

7アメリカ

オリーブオイル

アメリカはオリーブオイルを生産するよりも消費の方が多く、オリーブオイルの世界1位の輸入大国です。1980年代に、オリーブオイルの健康効果に注目が集まり、生産のためにオリーブを植えたのがきっかけで生産国となりました。

品種・産地

生産地域は、カリフォルニア州北部、中央部が中心地となっていて、アリゾナ州やテキサス州など他の州にも広がりました。代表的な品種はミッション種、マンザニロ種など多様に生産していますが、他の国と比べ後発なこともあり、他国でみた品種が多いです。

過去にはマイルドで、個性の弱いテーブルオリーブが主流でしたが、近年オイル製造にも力を入れ高品質化、品種の多様化や独自の品質認証基準、業界団体の組織化などが導入されました。

8日本

オリーブオイル

最後に紹介するのは、日本。現在、日本で栽培されているオリーブのほとんどが、瀬戸内海の小豆島産です。瀬戸内海の気候がオリーブの生産に適していることから、小豆島での生産が多いと言われています。

ただ、生産に適した土地が狭く、コストもかかるため生産量は少なく、現在では九州各県、広島県、静岡県、埼玉県、山梨県等でもオリーブの栽培がはじまっています。

小豆島産のオリーブは、日本ならではの質の高さと、優しくてまろやかな風味が特徴。チュニジアの収穫方法と同様、小豆島産のオリーブは全て手摘みで、素早く丁寧に搾油するので、高品質のオリーブオイルが実現可能となっています。

品種

小豆島の代表的な品種はミッション種、マンザニロ種、ネバディロ・ブロンコ種、ルッカ種など。

小豆島のオリーブオイルは、グローバルの品評会などでも好成績を収めていて、オリーブオイルファンから根強い人気を受けています

オリーブオイルの美容・健康効果とは

ギリシアの医学の祖であるヒポクラテスは、オリーブオイルを偉大な医薬と呼んでいたんだとか。

オリーブオイルには、オレイン酸をはじめ、ビタミンEやポリフェノールなど、身体にとって必要な成分が豊富に含まれ、心臓病や糖尿病、動脈硬化、癌などの発生予防にも効果があります。

また、肌や髪などのアンチエイジング効果もあり、美容上のメリットも高いといわれています。オリーブオイルには普段の食事では摂取しにくい栄養素も含まれ、油の代わりにオリーブオイルを使用すると、とても健康的な食事になるということでさまざまな料理にも使用されています。

オリーブオイルの効果と効能について

オリーブオイル

オリーブオイルは料理に使うだけではなく、スキンケアやサプリメント製品などにも使用されています。

オリーブオイルには不飽和酸脂肪酸のオレイン酸が多く含まれ、ビタミンEやポリフェノールなどの栄養素とともに活性酵素を抑制する抗酸化作用もあります。
そのため、アンチエイジング効果や生活習慣病の予防効果などもあるといわれています。

さらに、オリーブオイルにはコレステロール低下作用やダイエット効果、美肌効果、便秘解消効果などもあってその効果・効能には注目が集まっています。以下ではそのようなオリーブオイルの幅広い効果・効能をご紹介します。

活性酸素を抑制する抗酸化作用

オレイン酸は不飽和脂肪酸の中では最も酸化されにくい脂肪酸といわれ、過酸化脂質をつくりにくく、動脈硬化や心疾患などの生活習慣からくる疾患を予防したり、改善したりする効果があります。

さらに、胃での滞在時間も短いため、胃酸分泌が減って、胃もたれや胸焼けも少なくなります。そのため、胃酸過多や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの消化器系の不調や疾患の予防にもなり、胃が弱い人にもオリーブオイルはおすすめです。

また、オリーブオイルにはオレイン酸以外にも、ビタミンEやポリフェノールなどの活性酸素抑制効果の高い栄養も豊富に含まれています。これに対し、リノール酸などの多価不飽和脂肪酸は、過剰摂取し過ぎると良くないといわれています。

必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸などは、化学的に不安定で、活性酸素と結びついて過酸化脂質となりやすく、生活習慣病の原因になったり、抗酸化物質であるビタミンCやEの消費量を増やしてしまうことが指摘されています。

リノール酸から合成されるアラキドン酸はアレルギー症状を引き起こしたり、発ガンを促すこともあるようですので、多価不飽和脂肪酸の過剰摂取は注意が必要です。オリーブオイルには、多価不飽和脂肪酸の持つデメリットを補う効果もありますので、メリットの大きい食品といえるでしょう。
以下では具体的なオリーブオイルの効果効能をご紹介します。

美肌効果・アンチエイジング

オリーブオイル

オリーブオイルの色素成分であるクロロフィルは、体内の毒素を排泄するデトックス作用があるといわれています。
そのため、不要な毒素が排出され、ニキビや吹き出物などの炎症の予防や鎮静効果があり、結果、美肌効果につながります。

多くの植物系油は、抽出の過程で加熱処理が行われます。しかし、オリーブオイルは熱を加えずに取り出されるために、生の油なのです。つまりフレッシュで新鮮なので、酵素も壊れずに含まれ、肌にもやさしいオイルなのです。

酸素は酸化を促進させ、結果として老化を招いてしまいます。エクストラヴァージンオリーブオイルは酸化速度が速く、ミネラル類やビタミンA、ビタミンEを多く含むので酸化を防ぎ、老化防止に最適です。

オリーブオイルは消化・吸収されやすい油脂であるため、分解されやすいのが特徴。そのため、消化機能の低下した高齢者でも簡単に栄養素を吸収することができます。

古代からオリーブオイルは食べるだけではなく、肌に塗布して使用されています。 エクストラヴァージンオリーブオイルに含まれる成分のビタミンE、ビタミンA(レチノールとカロテン)のシワ防止、アトピー性皮膚炎、白髪、紫外線防止の効果などが期待されています。他にも歯茎のマッサージや歯周病予防、石鹸、化粧品に使用されています。

美髪・白髪や抜け毛の予防効果

オリーブオイルは、抗酸化作用のもつ栄養素を多く含むため、活性酸素の除去によって美髪効果が期待できるといわれています。日常的にオリーブオイルを摂取する地域の女性には白髪が少ない、ということもわかっているそうです。

またオリーブオイルはヘアオイルとしても。
オリーブオイルを直接髪の毛先にたっぷりと馴染ませます。そのまま三つ編みをして就寝。翌朝洗い流せば髪の毛の表面にツヤが蘇ります。

整腸作用・便秘解消

オリーブオイル

オリーブオイルは天然の下剤ともいわれ、オレイン酸には界面活性作用があり、腸内物をやわらかくして排便を促してくれるので、便秘解消や予防にも役立ちます。

オレイン酸は小腸で消化吸収されにくい性質をもち、腸に刺激を与えることで腸の動きを活発にしてくれます。便秘がちな人は、食前にオリーブ油を摂取するのがおすすめです。

心筋梗塞の予防

コレステロールの酸化物や、脂肪などが血管の内壁を狭め、血管に流れる血液量が減少し、十分な酸素や栄養素を心筋に供給できなくなると、胸痛や狭心症を引き起こします

狭心症は、心筋梗塞の前ぶりとも言われ、この状況が悪化して冠動脈が完全に閉まり、血流が途絶えると心筋梗塞と言われる状態に至ります。心筋梗塞の直接的原因は、コレステロール酸化物の蓄積による動脈硬化によるものです。

ガン予防

活性酸素(フリーラジカル、過酸化酸素)とは、多価不飽和脂肪酸とたんぱく質を酸化するので結果として、しみ、老化、ガンの原因になります。

オリーブオイルの成分に含まれるポリフェノール類などの抗酸化物質は、病気を抑える働きがあり、今後乳がん、子宮がん、大腸ガン、の予防効果が期待されています。

また、胃がんにも効果があるとの研究結果がでています。
胃ガン患者の約90%に胃や十二指腸内にピロリ菌が存在することがわかり、1994年WHOはピロリ菌を胃がん発がん因子の一つに指定し、スペインの科学者C.ロメロ研究では、エクストラヴァージンオリーブオイル類のポロフェノールの一種が、ピロリ菌の増殖を抑制する効果があると研究結果で判明しました。

糖尿病予防

オリーブオイル

膵臓から分泌されるインスリンの作用が不足し、体内で栄養素の代謝が正常に行われない状態となって発症します。こうした代謝が正常に働かないと、脳梗塞や心筋梗塞などさまざまな合併症を引き起こす要因となります。 インスリンの作用改善は、一般的に食事の量を減らすことが推奨されていました。しかし近頃の研究で、オレイン酸を中心として、比較的高い割合で脂質をとる方が効果的であることがわかりました。

アルツハイマー予防

高血圧や糖尿病などが、危険因子一価不飽和脂肪酸を多く含む、エクストラヴァージンオリーブオイルは、これらの危険因子を予防し、アルツハイマー症を引き起こすリスクを減らす効果が期待されます。

胃もたれ・逆流性食道炎

脂質は他の栄養素に比べ消化に負担がかかります。特に、脂質の中でも肉や乳製品などの動物性脂肪は、胃に滞在する時間が長く、これが逆流を起こす原因となります。

胃酸は強い酸のため、食道の粘膜を刺激するとともに、高齢者では加齢により食道の筋肉が緩み、逆流性食道炎を起こしやすくなります。

比較的若い層の胃腸疾患は食事の影響がもっとも大きく、脂肪の多い食事が引き金となります。エクストラヴァージンオリーブオイルは、こうした胃の変化をほとんど引き起こさないことがこれまでの研究で分かっています。

消化吸収促進効果

脂質の消化吸収には、肝臓で作られた胆汁が使われます。

胆汁は胆のうで濃縮されたあと、胆管から十二指腸に送られますが、エクストラヴァージンオリーブオイルは、胆のうと胆管の運動を刺激することにより、消化酵素を分泌されやすくし、消化と吸収を促進する手助けをするとともに、胆石を予防する効果があると指摘されています。

骨粗しょう症の予防

骨は常に骨芽細胞と破骨細胞により、形成と吸収がバランスよく行われ、古い骨を壊し新しい骨を作り一定の骨の量を保つ骨芽細胞の働きには、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが関与しています。特に女性の場合、閉経後に急速にエストロゲンの産出量が低下するため、骨粗しょう症になるリスクが高いと言われています。

女性は、男性より元々骨量が少ないので、特に症状がでやすいものと考えられているのも一つの理由です。オリーブオイルに多く含まれているオレイン酸は、骨の発育や骨の組織へのカルシウムの沈着を促進します。老化現象にも有効で、骨からカルシウムの喪失を制御するため骨粗しょう症の予防への効果が期待されます。

鎮痛効果

オリーブオイル

アメリカのペンシルバニア大学などの研究チームにより、2005年9月イギリスの科学誌Natureに、エクストラヴァージンオリーブオイルに含まれるオレオカンタールが鎮痛効果をもつ、イブプロフェンと同じメカニズムである種の痛みの経路をブロックすることが発表されました。

研究によれば、1日50gのエクストラヴァージンオリーブオイル摂取は、鎮痛剤としてイブプロフェン成人推奨用品の10%に相当するとしています。

離乳食としては理想的

オリーブオイル

エクストラヴァージンオリーブオイルは、脂肪酸の構成要素が母乳に似ているため、イタリアでは、昔から離乳食に推奨されてきました。乳児の栄養においては、リノール酸とリノレン酸のバランスが崩れると脳組織の発達に悪影響を及ぼすが、オリーブオイル中の両脂肪酸の構成は乳児に理想的です。

管理栄養士からのスペシャルアドバイス

専門家コメント
管理栄養士

生活習慣病が増加している現代の日本において、油分、とりわけ動物性脂肪のとりすぎは問題視されています。

しかしそんな中でも、オリーブオイルに多く含まれる不飽和脂肪酸(オレイン酸)は 動物性脂肪に多く含まれる悪玉コレステロールの増加を防ぐはらたきを持つため、 動脈硬化などの生活習慣病予防に注目されています。

バターやラードなどの代わりにオリーブオイルを用いることで動物性脂肪のとりすぎを防いでいきましょう。

また、オリーブオイルに含まれるビタミンEの働きを継続させるため、 ビタミンCを同時にとることが勧められています。

トマトやブロッコリー、パプリカなどを含むサラダのドレッシングとしてオリーブオイルを利用するのはおすすめです。

ドレッシングとして使用するのに抵抗のある方には、 オリーブオイルとお酢、砂糖と胡椒を加え、好きな食材でマリネを作ると簡単に美味しく摂取できます。

オリーブオイルの種類の比較

オリーブオイルは、国際オリーブオイル協会(IOOC)の規定により、以下のように分類されています。

分類 品質 酸度 備考
ヴァージンオリーブオイル
果実をそのまま搾ったもの
エクストラヴァージン
オリーブオイル
0.8%以下 完全で欠点のない味と香り、フルーティーさと酸味を持っている
ファインヴァージン
オリーブオイル
2.0%以下 風味等、若干の欠点が認められる
オーディナリーヴァージン
オリーブオイル
3.3%以下 複数の欠点が認められる
ランパンテヴァージン
オリーブオイル
3.3%以上 食用には不向きで精製する必要あり
精製オリーブオイル
ランパンテまたは搾り滓の抽出オイルを精製した非食用オイル
リファインド
オリーブオイル
0.3%以下 ランパンテを精製したもの
リファインド
オリーブポマースオイル
0.3%以下 溶剤を使用してオイルを抽出したもの
ピュアオリーブオイル
精製オイルにヴァージンオリーブオイルをブレンドしたもの
ピュアオリーブオイル 1.0%以下 精製オリーブオイルとヴァージンオイルのブレンド
オリーブポマースオイル 1.0%以下 オリーブポマースオイルとヴァージンオイルのブレンド
注:酸度とは、オリーブの実からオイルに加工する際に生じる遊離オレイン酸の割合を指します。酸度が低いほど酸化しにくい安定した高品質のオリーブオイルと見なされます。

日本ではこのうち、エクストラヴァージンオイル、ピュアオリーブオイル、オリーブポマースオイルの3種類のオリーブオイルが流通しています。

以下では、この3種類それぞれに関してご紹介します。

エクストラヴァージンオリーブオイル

オリーブオイル

オリーブヴァージンオリーブオイルは、オリーブの実の粉砕や、圧縮と行った機械的な加工を行う以外、一切の化学的な処理を行わず抽出されたオリーブオイルのこと。

一方、エクストラヴァージンオイルとは、酸度が0.8%以下で、風味が素晴らしいと判定された最高級のオリーブオイルを言います。

エクストラヴァージンオリーブオイルは、オリーブオイルの主成分として知られている、オレイン酸のほか、ビタミンEやポリフェノールといった栄養素も含んでいます

これらの栄養素は、活性酵素を抑えてくれる抗酸化作用を持っているため、アンチエイジングや、生活習慣病の予防にも効果があるといわれています。

エクストラヴァージンオイルの注意点

エクストラヴァージンオイルには、注意しなければならないポイントが。

エクストラヴァージンオイルは、国際オリーブオイル協会の基準において、全てのオリーブオイルの中で最高峰の分類に位置づけられていますが、酸度が0.8%以下といっても、0.2%と0.7%のオイルでは全く異なります

つまり、同じエクストラヴァージンオイルでも、製造過程や原料などの違いで、品質も大きく変わってきます

重要なのは、大量生産などの目的で、オリーブオイルとして重要な風味を損なうような作り方がされていないか、という点です。

例えば、安いエクストラヴァージンでよくあるのが、大量生産を実現するため、さまざまな生産地のオリーブをブレンドし、製造されるオリーブオイルです。

大量に作れるオリーブを用いて、安く生産することができます。

しかし一方で、一つの生産地(シングルエステート)で手間暇かけて作られたオリーブオイルもあり、こういったオリーブオイルは、もちろん価格も高くなる傾向にあります。

また、オリーブの種類や加工手法により、マイルドや辛くなったりも異なったりします。

このように、同じエクストラヴァージンと言っても、品質によって、風味が変わるので要注意

ピュアオリーブオイル

オリーブオイル

ピュアオリーブオイル(もしくは単にオリーブオイルとも呼ばれる)とは、溶剤抽出などで化学的に精製された、精製オリーブオイルと、ヴァージンオリーブオイルをブレンドしたもの

ヴァージンオリーブオイルの比率は、10%未満のものが多いのがこのピュアオリーブオイルです。

エクストラヴァージンオリーブオイルと比較すると、リーズナブルに購入することができます

しかし、エクストラヴァージンオイルに比べると、品質も劣り、香りが少ないのが特徴です。しかしそんな特徴から、調理用オイルとしてよく使われています。

オリーブポマースオイル

オリーブオイル

エクストラヴァージンオイルを製造するときに出る、絞り終わったオリーブの実には、ポマースが残っています。

ポマースとは、まだオイルにすることができる、絞り終わったオリーブの実のこと。

そして、このポマースを使って精製されたオイルに、ヴァージンオイルを足すことで、オリーブポマースオイルになります。

オリーブポマースオイルは、ピュアオリーブオイルよりも、さらにリーズナブルに購入することができます。

しかしオリーブヴァージンオイルに比べ、品質や風味が落ちるので、一般的に料理用オイルとして使用されます。

以上に挙げたように、様々なオリーブオイルが流通していますが、必ずしもエクストラヴァージンオリーブオイルを使う必要はありません。

生でパンにつけて食べたり、パスタに入れたりする場合にはエクストラヴァージンオリーブオイルが最適ですが、炒め物にはピュアオリーブオイル、揚げ物などに使う場合には、オリーブポマースオイルなど、オリーブオイルを使い分け、適材適所で使うのがおすすめです。

おすすめのオリーブオイルの選び方

おすすめオリーブオイルを選ぶための条件

オリーブオイル

これまで紹介したように、オリーブオイルは品種別にも、産地別にもさまざまな種類があります。良いものを見分けるには素人には大変。

エクストラヴァージンオイルのほうが良さそうというのは、何となくわかっても、その次にどれを選べばよいかわからないというのが現状です。そこで、以下では、高品質のオリーブオイルを見分けるとっておきのおすすめの選び方をご紹介します。

火を通さず使用する場合は高品質なものを

そのまま飲んだり、サラダやパンにつけて食べたりなどオリーブオイルの風味を、直接感じたい場合には、高品質であればあるほど良いですが、炒めたり味付けに使ったりする場合には、何が何でも高品質で良いという訳ではないので、目的に応じて使い分けることが大切です。

オーガニック認証を受けたものは安心

オリーブオイルは、オリーブの実を非加熱で処理し、抽出された油です。まずは新鮮なものを選びましょう。スーパーなどで買うときの目安は、“エクストラヴァージン”と書かれたものを選ぶと良いでしょう。

しかし、エクストラヴァージンと言ってもさまざまですが、大きな品質の差を見分ける方法としては有効です。またエクストラヴァージンの中でも、オーガニック認証を受けたものは、非常に高品質なものであると言えます。

  • 酸度が世界基準0.8%以下でその中でも低い酸度のもの
  • 酸化が進みにくい遮光遮光瓶に入っている
  • 低温で搾油(コールドプレス)されている
  • 品種名が書かれているかどうか
  • オーガニック認証を受けているもの
  • オリーブの生産場所と瓶詰めされた場所が同じ(IGP(地理的表示保護)及びDOP(原産地名称保護)が表示)
  • 単一農場で生産したシングルエステート
  • 収穫後から搾油までの時間が短い

使いきりサイズを選ぶ

オリーブオイル

オリーブオイルの価格は安いものだと、100ml当たり100円を切るものも、高いものは100ml当たり500円以上のものもあります。どのようなオリーブオイルを選ぶにしろ、酸化はオリーブオイルの味の観点では大敵ですので、長くても2ヶ月で使い切れるくらいのサイズで選ぶのがおすすめです。

オリーブオイルの味や香りをそのまま使い切りたい場合、開栓してから2〜3ヶ月で使い切るのがベスト。保存状態に大きく依存しますが、一般的には3ヶ月を過ぎると、香りが徐々に飛んで行くと言われています。

前述した通り1〜2年は問題なく食べることができますが、香りが落ちているので、パンやサラダに付けてそのまま食べるという食べ方ではなく、揚げ物や炒め物など加熱用に使うことをおすすめします。

オリーブオイルのオーガニック認証

オリーブオイル

最高品質のオリーブオイルを選ぶときには、オーガニック認証を受けているかどうかは、非常に大きな基準となります。オーガニック認証マークとは、化学肥料や農薬を使用せずにオリーブオイルが生産されているか、証明できる基準になるマークで、以下のような種類があります。

有機JAS認定 jas 日本国内で、有機農産物や有機農産物加工されたオリーブオイルに対して「有機オリーブオイル」「オーガニックオリーブオイル」として販売するためには、オリーブオイルの生産者、製造者などが登録認定機関による検査を受けて、有機JAS認定を取得する必要があります
これが取得されていないと「有機JASマーク」を貼り付けすることや有機・オーガニックといった名称をつけることができません。取得せずに貼り付けて販売などするとJAS法の罰則対象ともなります。オリーブオイルの生産者、製造業者、輸入業者等は、有機JAS認定で定められる技術的基準に基づいて、有機JAS規格に適合するオリーブオイルを生産、製造する能力、システム、設備等を備えているかの細かい基準に従って登録認定機関により検査され、認定を受ける必要があります
NOP認証 NOP 日本と米国は互いに有機制度の同等性を認めており、米国でオーガニックと認められた商品については日本でもオーガニックであると認定可能です。同等性の範囲内と定められる製品に関しては有機JAS認定で米国へ有機食品を輸出することができます。
EU認証 EU 米国同様、日本とEUについても互いに有機制度の同等性を認めています。同等性の範囲内と定められる製品(国内で生産された有機農産物やそれらを国内で加工した有機農産物加工食品)は、日本で認定された有機JAS認定によってEUへ有機食品を輸出することができます。

オリーブオイルの偽物に注意!

オリーブオイル

ここまで紹介してきたオリーブオイル、健康や美容に良い油であることは、周知の事実なのですが、現在、このオリーブオイルの品質に関して、世界中で問題になっています。

悲しいことに「エクストラヴァージン」と偽って、中身は精製オイルやピーナッツ油、ヒマワリ油など他の安価のオイルをブレンドしている偽物が、世界中で流通していることがわかっています。日本の店頭に並んでいる80%以上が、偽装されたオリーブオイルだと話している人もいるんだとか。

偽物のオリーブオイルが流通している原因のひとつとして、本物の純粋なエクストラヴァージンオイルの特徴の苦味や辛みが、品質の悪さとして捉えられることがあり、植物油でうまく加工し、苦味や辛みを緩和したオリーブオイルが一般ウケしていることもあるようです

品質が良いからといって、高価すぎるオリーブオイルを普段使いの油として購入することは難しいですが、完全な偽物の場合には、オリーブオイルの効果を取り入れられなくなってしまいます。こうした状況を踏まえ、少なくとも、上記で挙げた条件を守っているオリーブオイルを選ぶようにするのが良いでしょう。

オリーブオイルおすすめランキング

10位: ネレイテ エキストラバージンオリーブオイル 914ml

商品説明

「ネレイテ エキストラバージンオリーブオイル」は、オリーブ本来の豊かな香りを活かした、フルーティな味わいのオリーブオイルです。

酸味が少なく、料理に使いやすいのも◎

商品詳細

  • 原産国:スペイン
  • 内容量:914ml
  • カロリー:-
  • 容器:ペットボトル

9位: コスタドーロ オリーブオイル エキストラバージン 瓶 500ml

商品説明

コスタドーロ社のオリーブオイルは、イタリア産ながら、チュニジア産のように最良質のオリーブだけを一粒ずつ手摘みし、伝統的な製法で加工処理をしていきます。

ほどよくクセのあるエキストラバージンオリーブオイルなので、火を通さずパンやサラダにそのままかけて食べるのがおすすめです。

500mlの家庭用サイズ

商品詳細

  • 原産国:イタリア
  • 内容量:500ml
  • カロリー:-
  • 容器:瓶

レビュー: 4.50点/5点

8位: オリテラ エキストラバージンオリーブオイル 457ml

商品説明

「オリテラ エキストラバージンオリーブオイル」は、世界でも40カ国以上に展開している、スペインの中でも有数のオリーブオイル製造メーカー

こだわりの製法により、オリーブ本来の豊かな香りを最大限に維持したオリテラは、フルーティな味が特徴

パスタやカルパッチョなど、料理の最後の仕上げにおすすめです。

商品詳細

  • 原産国:スペイン
  • 内容量:457g
  • カロリー(100mlあたり):900kcal
  • 容器:ペットボトル
  • 原材料:オリーブ油

レビュー: 1.65点/5点

全対象ショップのレビューは計13件、その平均は3.05点(5点満点)。

ショップ点数レビュー件数
Amazon3.30点12件
爽快ドラッグ総合評価なし1件

外部ショップでの口コミ: 1件

冷蔵庫に保管しても、固まることがないです。身体に入っても固まらなさそうで、身体に良さそうです‼動物性油は控えて今後はこちらを使用していきます。以上

7位: サンテラモ エキストラバージンオリーブオイル グリーンラベル 瓶 250ml

商品説明

コラティーナ種のオリーブ主体でつくられたオリーブオイルです。

南イタリア・プーリア州の農場で手摘みした品質の良いオリーブを、石臼でゆっくり搾ったコールドプレスの一番搾りです。

スパイシーでコクのある香りで、肉料理や煮込み料理には特に最適です。また、パンに塗ったり、加熱料理の調味油等、幅広くご使用いただけます。

注意事項:沈殿物はオリーブの実の成分で品質には問題ありません。

商品詳細

  • 原産国:イタリア

レビュー: 3.90点/5点

全対象ショップのレビューは計12件、その平均は3.90点(5点満点)。

ショップ点数レビュー件数
Amazon3.90点12件

6位: アルドイノ フードライナー エキストラバージンオイル フルクトゥス 瓶 750ml

商品説明

オリーブオイルといえばこれ!」という人も多い、アルドイノ社のエキストラバージンオイル。

「フルクトゥス 」とは、後味がフルーティであるという特徴に由来しています。酸味が少なくスイートで口蓋に心地よい香りと味わいが特徴です。

アルドイノのオリーブオイルは、ペースト状にすり潰したオリーブから遠心分離機で液体を抽出し、パーコレーション(浸出)機で上質のオイルのみを取り出しています
この方法は無理な圧力をかけることがなく、えぐみの無い上質のオイルを抽出することが可能に。

他の方法に比べて抽出量が極端に少ないため、限られたメーカーのみがこの方法を採用しています。

商品詳細

  • 原産国:イタリア
  • 内容量:750ml
  • カロリー:-
  • 容器:瓶
  • 保存方法:常温で保存(冷凍保存は避けてください)

レビュー: 4.10点/5点

全対象ショップのレビューは計151件、その平均は4.10点(5点満点)。レビュー数が充実しており、レビュースコアも高い鉄板商品。

ショップ点数レビュー件数
Amazon4.10点151件

外部ショップでの口コミ: 2件

このオリーブオイルはクセがなく魚介によく合う

安定の美味しさを感じるオリーブオイル、パスタやピザなどにもよく合う最高!

5位: デルモンテ エキストラバージンオリーブオイル ぺット 326g

商品説明

酸化を防ぐ密封ボトル入りのエキストラバージンオリーブオイルです。

オイルが直接空気に触れない二重構造の密封ボトルの採用により、開栓後常温保存で90日間、新鮮な香りと味わいを楽しめます。また、押す力の加減により、一滴単位で使う量を調節できます。

スペイン産のオヒブランカ種を100%使用し、収穫後24時間以内にコールドプレス加工した、フレッシュな一番搾りのオイルのみを使用しています。フルーティーな香りとスパイシーな味わいで、後味にアーモンドのような香ばしさを感じるのが特徴です。

商品詳細

  • 原産国:スペイン

レビュー: 2.50点/5点

全対象ショップのレビューは計3件、その平均は3.33点(5点満点)。

ショップ点数レビュー件数
Amazonパントリー5.00点2件
爽快ドラッグ総合評価なし1件

4位: カルボネール オーガニック エキストラバージンオリーブオイル 瓶 250ml

商品詳細

  • 商品重量:499 g
  • 認定:日本有機栽培認定食品(有機JAS)
  • 容器の種類:瓶

レビュー: 4.78点/5点

全対象ショップのレビューは計9件、その平均は4.78点(5点満点)。

ショップ点数レビュー件数
爽快ドラッグ4.78点9件

外部ショップでの口コミ: 3件

何度もリピートしています。 香りも風味も好みです。 サラダ油を使わない我が家では、 何でもこのオリーブオイルで調理しています^^。

購入時は近くのスーパーより安かったので購入。オリーブオイルは大量に使わないので使いやすい量です。

味も良かったし、悪くないと思う。値段もお手頃。

3位: ボスコ エキストラバージン オリーブオイル ぺット 750ml

商品説明

イタリア直輸入のオリーブオイルで収穫し品質の高いオリーブの実を、伝統の製法でフレッシュジュースのようにそのまま搾ってできた一番搾りのオリーブオイル。原料の特徴を最大限に引き出すことによって生まれる豊かな香りとフルーティーでフレッシュな味わいが特徴です。

エキストラバージンオリーブオイルの深みのあるエメラルドグリーンの色調を保ち、風味を損なわないために容器にもこだわって、遮光性のあるボトルを使用しています。

商品詳細

  • 原産国:イタリア
  • 栄養成分1テーブルスプーン(14g)あたり:脂質14g,たんぱく質0g,オレイン酸

レビュー: 3.60点/5点

全対象ショップのレビューは計9件、その平均は4.78点(5点満点)。

ショップ点数レビュー件数
爽快ドラッグ4.78点9件

外部ショップでの口コミ: 3件

おいしいオイルですが瓶入りじゃなかった・・・でした。

10年位前から体調のことを考えて調理用油をオリーブオイルに変更しました。他では単価が高いので普段使いするのには、この価格は大変助かります。揚げ物もカラッと軽く揚がるので胸焼けせずに良いと思います。

ほろ苦い風味が気に入っています。 使いやすいサイズです。

2位: 味の素 オリーブオイル エキストラバージン 瓶 400g

商品説明

日本の大手メーカー味の素が提供する商品で、風味の良いオリーブを収穫できる農園の原料だけを搾って作ったヴァージンオリーブオイル
一番搾りだけの風味が際立つ本格オリーブオイルでパンにつけて食べるなど、オリーブの風味を生かした、生使用に最適の一品です。

「AJINOMOTOオリーブオイルエクストラバージン」は本場スペインから油を輸入して、日本国内の味の素の工場で充填・包装した一品。
風味・香りともに豊かでクセも少なく、様々なお料理に合うのが特徴です。

商品詳細

  • 原材料:食用オリーブ油
  • 原産国:日本国
  • 内容量(g):400g
  • 内容量(ml):364ml
  • ブランド:AJINOMOTO
  • 賞味期限:製造後1.5年
  • 種類:エクストラバージンオリーブオイル
  • 保存方法:常温、暗所保存
  • 容器の種類:瓶
  • 箱・容器サイズ:幅×奥行×高さ:70mm×70mm×199mm
  • エネルギー:大さじ1杯(14g)当たり エネルギー126kcal、脂質14g、たんぱく質・炭水化物・Na0

レビュー: 4.25点/5点

全対象ショップのレビューは計105件、その平均は4.33点(5点満点)。レビュー数が充実しており、レビュースコアも高い鉄板商品。

ショップ点数レビュー件数
Amazonパントリー4.20点12件
LOHACO4.40点70件
Amazon4.20点12件
ケンコー4.33点3件
爽快ドラッグ4.13点8件

外部ショップでの口コミ: 2件

使いやすいサイズです。保管もしやすいサイズなのでまとめ買いしました。

国産なのであんしんです。量もしっかりあるので我が家では2,3か月もちますね。

1位: ガルシア エキストラバージンオリーブオイル ぺット 1L

商品説明

大手小売アマゾンで販売するオリーブオイルの中でもベストセラー1位に輝くスペイン産のオリーブオイル。1リットル入っていて791円(100ml当たり79円)とかなりのお手頃価格にも関わらず品質も高いことから様々な主婦層から人気の100%スペイン産の原料で作られたオリーブオイルです。市販のオリーブオイルの中ではコスパNo.1ということで最もおすすめの一品です。

ガルシア・デ・ラ・クルス社は1872年創業の老舗メーカーで、創業以来5世代にわたってオリーブオイルの製造・販売を受け継いでおり、高品質のオリーブオイルを提供しています。国際オリーブオイル協会が規定しているエクストラバージンの規格が酸度0.8%以下という規定に対し、ガルシア社は自社基準として酸度0.7%以下に設定しており、収穫から搾油までを24時間以内に行い一貫製造することで高品質のオリーブオイルを実現しています。2015年にはモンドセレクションで銀賞を受賞した実績もあります。

商品詳細

  • 原材料:食用オリーブ油
  • 原産国:スペイン
  • 賞味期限:賞味期限720日
  • 注意事項:保管の温度が低いとオイルが白濁したり、固まりが生じたりすることがありますが、オリーブオイルの特性であり、暖かい場所に置くと元に戻ります。横に倒して保管されますと、中身が漏れることがあります。開封時、ボトルを強く握ると中身が飛び出す可能性があります。
  • 種類:オリーブオイル
  • 寸法:80×80×255mm
  • 内容量(g):916g
  • 内容量(ml):1000ml
  • 保存方法:直射日光を避け、常温で保存してください。
  • ブランド:ガルシア・デ・ラ・クルス
  • 容器の種類:ペットボトル
  • エネルギー:100g当たり、エネルギー:900kcal

レビュー: 4.43点/5点

全対象ショップのレビューは計3,953件、その平均は4.37点(5点満点)。レビュー数が充実しており、かつ点数も高い間違いない商品。

ショップ点数レビュー件数
ヨドバシ4.61点66件
Amazonパントリー4.20点769件
Amazon4.20点769件
LOHACO4.40点1282件
ケンコー4.61点114件
爽快ドラッグ4.57点953件

外部ショップでの口コミ: 8件

手頃な価格でたくさん使えます。近頃は揚げ物まで使っています。本当は天ぷらなどには違うのでしょうが。。ありがとうございました。

まだ使っていないが楽しみです。 他の商品みたいにエクストラバージンオイル配合ではなさそう。

食用油は、いつも購入しています。オリーブオイルは、必需品です。

とっても美味しく頂きました。 また購入しますね

大容量で香りも良く、買って良かったです。

コスパがよく何度も購入しています。 ただ、送料無料ならなおいいですね。

主に、加熱料理用に使用しています。 味は、可もなく不可もなし。 サラダなど、加熱しないものには、 もう少し 風味が欲しいので、別の商品と使い分けしてます。

安くてよい買い物ができました。ぜひ次も購入したいと思います。

オリーブオイルの歴史

オリーブオイル

最初に使われたのは約6000年前(諸説あり)

オリーブの原産地はトルコ南部の地中海沿いの地域で、トルコの南東からアフリカの東北沿岸にかけた、一部の地域に自生していたと言われています。

諸説ありますが、オリーブオイルは6000年前に、ギリシャのクレタ島で使われ始めたという説が有力で、これはオリーブオイルを貯蔵するための「アンフォラ」という、紀元前3500年頃の陶器が見つかったことが理由とされています。

また別の説では、地中海地区に住んでいたカナン人が、紀元前4500年頃に初めてオリーブオイルを絞ったとも。

ちなみに、このオリーブオイルの発祥の地とも言われる、ギリシャのクレタ島は、「地中海式ダイエット」の発祥地。クレタ島住人のオリーブオイルの年間消費量は、およそ40リットル!と、ギリシャ人の平均の更に倍の量を誇ります

このように最初は、地中海東部でオリーブの栽培・オリーブオイルの製造が盛んになったのですが、この後地中海東部に住んでいたフェニキア人によって、ギリシャ本土や南フランス、イタリア半島、シチリア、南スペインへと伝わっていったようです。

盛んになったキッカケはローマ帝国の存在

オリーブオイル

地中海全域でオリーブ栽培が盛んになったキッカケは、紀元前3世紀前後のローマ帝国の存在です。
100万人以上の人口を抱えていたローマでは、食用だけでなく、教会や普段の生活での、ともし火や化粧品などに至るまで、日常生活においてオリーブオイルを頻繁に使うニーズがありました。

そのため、地方の貴族は大々的にオリーブオイルを地中海各地で生産し、ローマへと運ぶという流れが産まれたのです。

オリーブオイルは宗教的な用途に使われることもありました。イエス・キリストのキリストは救世主を意味していますが、原義は「油で聖別された者」の意味で、聖別にオリーブオイルが使われていたことが分かるほか、パレスチナの分化にオリーブオイルが根付いていたため、聖書にはオリーブオイルが頻繁に登場しています

古代ローマではオリーブオイルが不作の場合に備えて、公共の場所に貯蔵庫が用意されて、お祭りなど催事の際には人々にふるまわれることもあったようです。

オリーブオイルはその後全世界に広がり、アメリカやオーストラリア、そして日本など、さまざまな国でもオリーブオイルが生産されるようになりました。これは育苗、栽培、製造方法の技術が発達したおかげということが大きく起因しているのですが、基本的にオリーブは、カベルネやシラーズといったワイン用のブドウが作られる環境と似ているということもあり、ワインの名産地でオリーブが栽培されていることが多いのが事実です。

オリーブオイルの賞味期限と保存方法

オリーブオイル

次に、基礎知識の1つとしてオリーブオイルの保存方法をご紹介。
オリーブオイルの保存は複雑ではありませんが、美味しく頂き続けるためには色々気を使わないといけない点があります。オリーブオイルの賞味期限は、保存方法をしっかりしていれば、1,2年ほどは持つとされています。

国際オリーブオイル協会によると、瓶詰めしてから12ヶ月~18ヶ月くらいが賞味期限と言っているようですが、実際は収穫時期や収穫方法、搾油方法などによって賞味期限も前後するため、それぞれの生産者が決めているケースが多いようです。

保存方法や保存の際の状態が良ければ、賞味期限が切れていても、1年は大丈夫と言われています。しかし、色や香り、風味も落ちるので、なるべく早く使うことをオススメします。せっかくおいしいオリーブオイルを手に入れたのですから、品質が劣らないよう気をつけて保管してあげることが大切

保存方法としては、以下の点に注意する必要があります

直射日光を避けた冷暗所に置く

オリーブオイルは直射日光を嫌います。日光を浴びると中の成分が反応を起こし、品質の劣化につながります。

また高い温度も大敵。なんとなくガスや、レンジの横に置いておく人もいますが、オリーブオイルは30℃以上の高温に長期間さらされると、劣化してしまいます

納戸やキッチンの隅など、直射日光の当たらない冷暗所に置くようにしましょう。また、蛍光灯の光も劣化する原因となるので、注意が必要です。

冷蔵庫には置かない

オリーブオイル

「オリーブオイルは暑さに弱い」。このことを知っている人は多いのですが、実は冷たすぎるのも良くないのをご存知でしたか?冷たいほうが美味しそう、劣化しにくそうなどの理由で冷蔵庫に保管している人もちらほら。

実際、オリーブオイルを冷蔵庫で冷やしたり、冬場5℃以下の外気にさらされると瓶に白い結晶がつきます。カビのように見えますが、これはオリーブの成分が固まって現れるだけで特に気にする必要がなく、温かくなると白い固形の物体はなくなるので心配は不要です。

ただし、冷蔵庫の出し入れなどを通じて、この固まったり溶けたりするのを繰り返すと、オリーブオイルの分子が活発に動き始め、オイルの風味のもととなる粒子も、空気中に拡散しやすい状態になっています。

また冷蔵庫の出し入れで、オリーブオイルの瓶も揺れることで刺激を受けて、中の成分が更に活発に動くことになります。品質上は問題ないのですが、せっかくのオリーブオイルの風味が飛んでしまうので、美味しく頂き続けるためにはできるだけ常温で保存することが重要です。

保管する瓶には気遣いを

オリーブオイル

これも最初の点に近いのですが、オリーブオイルは紫外線を嫌います。もちろん冷暗所に置いておくことが重要ですが、保管するときには、緑っぽい、もしくは黒っぽい色がついた遮光瓶に保存するのがオススメです。

近年では、生産者側もオリーブオイルを紫外線から守ることを意識することが多くなり、最初からこのような遮光瓶に保存されている場合がほとんどですが、小さめの瓶に詰め替えて使うときなどは、十分に注意です。遮光瓶や、陶器の瓶に詰め替えるようにしましょう。

オリーブオイルの製造方法

オリーブオイルは、オリーブの木を何年も掛けて育て、木になった実を収穫し、実を搾り出して天然の油を抽出して加工することで作り出されます。大きな流れは、オリーブの収穫、搾油、貯蔵・出荷の3段階
以下では、それぞれの工程を詳しく説明していきます。

1.オリーブの実の収穫

オリーブオイル

まず、オリーブの木を育てて実がなるようになったら、それを収穫するのが最初の作業になります。オリーブの種類によっても違いますが、熟したオリーブは、実がなり始めたときの緑色から、赤みがかった緑や黒っぽい色に変色してきます。それがオリーブの収穫時期の判断基準です

また育てる地域によって収穫の時期は異なりますが、オリーブ栽培の盛んな地中海地域であれば10-1月の間に収穫するのが一般的。オリーブの収穫方法には、以下の3種類

1. 手摘み
2. 棒で叩いて落とす
3. 機械で揺らして落とす

オリーブオイル

オリーブの収穫はもちろん手摘みから始まるほど、伝統的な手法です。手摘みをすることで時間がかかり、人件費もかかるのですが、オリーブの実を一切傷めることがないので高い品質を保つことが可能です。

オリーブオイル大国のチュニジアを始め、数々の地域でオリーブの収穫を手摘みにこだわっています。こうして手摘みで作られたオリーブオイルは、最高級オリーブオイルとして出荷されることが多く、人件費もかかっているため値段もお高め

2の棒で叩いて落とすという手段も、古くからの手法で、手摘みをするのが面倒くさくなった農夫達が編み出した手法です。しかしながら聞いてもおわかりの通り、この手法は実だけでなく、オリーブの樹も傷つけることが多く、翌年度以降の収穫に影響を及ぼすことも多いんだとか。

棒で落とす方法が問題視され始め、技術の発達とともに生み出されたのが、3の機械で揺らして落とす方法。これは棒で叩いて落とすよりも、木や実への負担は少なく、機械がやってくれるので、人件費も減らすことができ、大量生産に向いた方法です。

実際、スペインやイタリアの大量生産用のオリーブオイルは、この手法で収穫されたオリーブを使っています。

しかし、それでも木や実への負担があるのは事実で、またこの方法で収穫するためには、機械が通るスペースを用意しながら、オリーブの樹を植える必要があるので、ある程度広大な土地が必要というデメリットも。収穫したオリーブの実は、農夫たちが枝や葉っぱを取り除き、傷がついたものなどをより分けながら選別して、軽く水洗いして次の搾油の工程へ。

2.オリーブの実から搾油

オリーブオイル

次にオリーブの実を絞り、油を抽出します。オリーブオイルは水分と油分から出来ており、搾ったあとのジュースをそのまま放置しておくと、水分と油分が分離され、その油分を取り出したのがオリーブオイルとなります。

オリーブは収穫してから、時間が経つほど酸化してしまうので、酸化が進む前に、搾油を行う必要があります。オリーブオイルの搾油方法は、圧搾法と遠心分離法、パーコレーション法という大きく分けて3つの手法が。

圧搾法は、古代ローマ時代から行われてきた製法で、機械の発達と共に製法は進化し、1950年代には遠心分離法、1970年代にはパーコレーション法という製法が生まれました
以下ではそれぞれの製法を詳しくご紹介します。

圧搾法

圧搾法は前述の通り、古代ローマ時代から行われてきた最も伝統的な手法で、石臼と圧搾機を使ってオリーブのジュースを搾油する方法です。石臼でオリーブの果実を砕いてペースト状にします。一個一個のペーストを重ね合わせて圧搾機にかけ、徐々に圧力をかけるとオリーブのジュースが滲み出てきます。

このジュースには、水分と油分が含まれているため、これを置いておくと水分と油分が分離し二層に分かれます。ここで油分だけを取り出します。油分には果肉などの固形物も混じっているため、さらにこれをデキャンティングと呼ばれる方法でろ過し、純粋な油分だけを濾(こ)して取り出します

近年では、圧搾機にかけて取り出したオリーブジュースを遠心分離機にかけて油分を取り出す方法も多く使われていて(遠心分離機にかけても圧搾機を使って行うのであれば、圧搾法とされます)、油分が空気にさらされている時間が短くなり、品質の高いオリーブオイルができると言われています。

オリーブオイル

遠心分離法

圧搾法では、果実を砕いてからオリーブができるまで手の込んだ作業が必要でしたが、それを種類の遠心分離機を使いオートメーション化。生産効率を向上させたのが遠心分離法です。
現在生産されるオリーブオイルの80%が、この遠心分離法を用いています

基本的な流れは、圧搾法と同様なのですが、オリーブの実を洗浄した後、粉砕機にかけてペーストを作り、撹拌機を使ってペーストを練り合わせます。 1つ目の遠心分離機を使い、果実を取り出し、2つ目の遠心分離機を使って、オリーブジュースの水分と油分を分けるということを行っています。遠心分離法は、全ての工程がオートメーションラインで処理されるため、生産効率が非常に高いのが特徴です。

しかし一方で、粉砕機でペーストを作るときに、ペーストが粗いため、圧搾法と比べると、オイルを抽出する効率が低いのが、デメリットとして挙げられます。

これを解決するためにペーストに熱を加えて作るなど、メーカー側では様々な工夫がされているのですが、例えば熱をかけ過ぎると、オリーブオイルの風味が損なわれるなどの問題もあり、そういった問題が起こらないような取り組みがなされているようです。

パーコレーション法

オリーブオイルの製法が進化し、1970年代に新しく登場したのが、このパーコレーション法。遠心分離機でオリーブオイルのジュースを取り出すところまでは、遠心分離法と一緒ですが、金属のプラスとマイナスの電極を用意し、油分だけを金属に引き寄せて集めます

オリーブジュースに無理に圧力を掛けないため、抽出された油分は、高品質なオイルになると言われています

しかしこの方法では、オイルの収集効率が高くないというデメリットもあるようです。このパーコレーション法は、高品質なオリーブオイルを作っているメーカーで使用されているケースが多いようです。

3.搾油した油の貯蔵・品質検査・出荷

オリーブオイル

オリーブジュースから油分を抽出したあとのオリーブオイルは、空気や光から遮断された空間で保存されるのが一般的。オリーブオイルは樹や、実の種類、搾油方法により風味が異なります。

この貯蔵の後で、それぞれのオリーブオイルの特徴を活かしながら、そのまま出荷するものもあったり、数種類のオイルをブレンドして新しい味を作り出されたりさまざまです。

これが終わると製品は完成。最後の出荷前に、品質検査の工程へと入ります。品質検査には、以下の種類の検査があり、この検査を経て、オリーブオイルの価値が決定され、商品として出荷されることになります。

1. 官能検査:人の五感で、テイスティングを行い製品の品質を評価する検査
2. 化学的成分分析:酸度を図る検査で、オリーブオイルがどの程度新鮮かやどの程度の等級かを裏付ける数値を出すものです。酸度が小さければ小さいほど高級オリーブオイルと言われます。

オリーブオイルの製法と一般植物油の製法の違い

オリーブオイル

エクストラヴァージンオイルに代表されるオリーブオイルと、一般植物油の製法には幾つか大きな違いがあります。エクストラヴァージンオイルは、圧搾工程で低温機械搾り、またはコールドプレス製法により搾油を行います。

そのため、商品ごとの多様な風味が出ます。その一方で、一般植物油は、圧搾工程以降に化学的な工程を経ているため、種子油は圧搾だけでは油分をあまり取ることができず、原則として無味無臭となっています。
主な違いは以下の表の通りです。

エクストラヴァージンオイル 調合油
原料 オリーブ果肉 大豆・菜種等「油糧種子」と言われる植物の種
風味 個性が重要視される→精製しない 無味無臭が良しとされる→精製される(栄養成分なども除去)
製造 化学薬品などは使わず、「農産物」としてつくられる 化学薬品などを使い「工業製品」的に作られる
オーガニック 必要条件を満たせばオーガニック認証が得られる 原理的に、オーガニックにはなりにくい

オリーブオイルのカロリーと脂肪酸

オリーブオイルのカロリー

オリーブオイル

オリーブオイルは、文部科学省の日本食品標準成分表によると、可食部100g当たりのカロリー量は921kcalと高カロリーに分類されるオイルです。他の油脂類(有塩バター:745kcal, 家庭用マーガリン:769kcal)と比較すると、カロリー量は高いのですが、高くても補って余りある健康効果がオリーブオイルにはあるんだとか。

ちなみに一般的な「ピュアオリーブオイル」のカロリーは、小さじ1が約37kcal。二番しぼりの「オリーブポマースオイル」のカロリーも大差ありません。品質の高いエクストラヴァージンオリーブオイルになると、小さじ1で約40kcalとなっています。栄養価が高い分、カロリーも少し多くなるようです。

実際、高カロリーにも関わらず、「オリーブオイルダイエット」という言葉があるくらい、ダイエットやさまざまな健康目的で使われたりしています。次では、そんな健康飲料でもあるオリーブオイルに含まれる栄養成分について、たっぷりご紹介します。

オリーブオイルの脂肪酸の量

オリーブオイルとその他の植物油脂類の脂質1g当たりに含まれる脂肪酸の量の比較は以下の通りです。

(単位mg) 総量 飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸 多価不飽和脂肪酸
オリーブオイル 946 133 740 72
アマニ油 952 81 159 712
紅花油(サフラワー油) 952 74 732 136
とうもろこし油 926 130 280 516
菜種油 933 71 601 261
パーム油 929 471 367 92
ひまわり油 957 102 273 579
落花生油 923 199 433 290
出所:文部科学省 日本食品標準成分表 2015年(七訂)

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がある

オリーブオイル

脂肪酸は大きく分けて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸分けることができ、不飽和脂肪酸はその中でも一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分けることができます。

飽和脂肪酸は、血液中のコレステロール値を高め、逆に不飽和脂肪酸は低くする働きがあるといわれています。全体として植物油は、不飽和脂肪酸が多く含まれていて、コレステロール値を下げる作用を持っていると言えるでしょう。

しかしながら、リノール酸やリノレン酸といった多価不飽和脂肪酸は、善玉コレステロールも悪玉コレステロールも両方下げてしまう効果があり、過剰摂取はよくありません

。 一方、一価不飽和脂肪酸のオレイン酸は、悪玉コレステロールのみを減らしてくれる理想的な栄養成分です。結果的にではありますが、オリーブオイルと紅花油(サフラワー油)の2つが一価不飽和脂肪酸を多く含む植物油となっています。

また脂肪酸総量100gに含まれる脂肪酸の比較は以下の通りとなります。

(単位g) パルチミン酸
(飽和)
ステアリン酸
(飽和)
オレイン酸
(一価不飽和)
リノール酸
(多価不飽和)
αリノレン酸
(多価不飽和)
オリーブオイル 10.4 3.1 77.3 7.0 0.6
アマニ油 4.8 3.3 16.5 15.2 59.5
紅花油(サフラワー油) 4.7 2.0 77.1 14.2 0.2
とうもろこし油 11.3 2.0 29.8 54.9 0.8
菜種油 4.3 2.0 62.7 19.9 8.1
パーム油 44.0 4.4 39.2 9.7 0.2
ひまわり油 6.0 4.3 28.4 60.1 0.4
落花生油 11.7 3.3 45.5 31.2 0.2
出所:文部科学省 日本食品標準成分表 2015年(七訂)

これを見ると、オリーブオイルや紅花油にはオレイン酸が多く含まれているのが一目瞭然。逆にとうもろこし油やひまわり油は、リノール酸が多く含まれているのが見て取れます。

オレイン酸には、嬉しい効果がたくさん

オリーブオイル

オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、一価不飽和脂肪酸の一つで、前述の通り悪玉コレステロールは減らすが、善玉コレステロールは減らさないという素晴らしい効能を持っています。

オレイン酸は不飽和脂肪酸の中で、最も酸化されにくい脂肪酸と言われていて、活性酸素と働き合って過酸化脂質をつくりにくいことから、動脈硬化や高血圧・心疾患といった生活習慣病を予防・改善する効果があります。

オレイン酸はさらに良いことづくしで、胃での滞在時間も短く、胃酸の分泌が減り、それにより胃もたれや胸焼けも少なくなります

これにより胃酸過多や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの予防にもなるので、胃が弱い人にはおすすめの成分です。また、石けんやシャンプーの原料としても用いられるオレイン酸は、界面活性作用を持ち、腸内物をやわらかくして排便を促してくれるので、便秘にも役立ちます。

公益社団日本食肉消費総合センターによると、飽和脂肪酸(S = Saturated fatty acid)、一価不飽和脂肪酸(M = Monounsaturated fatty acid)、多価不飽和脂肪酸(P = Poly un-saturated fatty acid)の比率を「SMP比」と言い、この比率が3:4:3であることが望ましいとされています。

一般的に日本料理は、理想的なSMP比に近いと言われており、欧米料理になると飽和脂肪酸が多く、多価不飽和脂肪酸が少ないと言われています。

これまでは、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の割合だけが基準に考えられていましたが、近年では、オリーブオイルにも大量に含まれるオレイン酸などにコレステロール低下作用などの働きがあることがわかり、一価不飽和脂肪酸を一定量を摂るよう、進められる様になりました。

多価不飽和脂肪酸については、これまである程度積極的な摂取が求められてきたのですが、近年では過剰摂取し過ぎると良くないと言われています。

必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸などは、化学的に不安定で、活性酸素と結びついて過酸化脂質となりやすく、生活習慣病の原因になってしまう上に、抗酸化物質であるビタミンCやEの消費を増やしてしまうことが懸念されています。

また、リノール酸から合成されるアラキドン酸は、炎症を引き起こすエイコサイドを生み、血小板の凝固を促すことにつながったり、アレルギー症状を悪化させたり、発ガンを促すこともあるようで、多価不飽和脂肪酸の過剰摂取には、注意が必要です。

ダイエット効果は?

オリーブオイル・ダイエットが流行っていますが、このダイエットは、太りやすい食用油をオリーブオイルに変えることで、ダイエットを行うという方法。オリーブオイルダイエットでは、1日あたり大さじ2杯を摂取すると効果的です。

オリーブオイル・ダイエットの最大のポイントは、エクストラヴァージンオリーブオイルで行うこと。品質の悪いオリーブオイルだと、効果が薄くなってしまうので注意しましょう。

エクストラバージンオリーブオイルのカロリーは、小さじ1杯で約40kcalなので、大さじ2杯となると毎日240kcalほどを摂取することになります。

量が多く感じられますが、エクストラヴァージンオリーブオイルにはオレイン酸が豊富に含まれており、血中のコレステロールを下げることができます。オレイン酸は、間脳視床下部にある満腹中枢に働きかけて、満腹感を促してくれる効果もあります。

コレステロールを低下させる

オリーブオイル

オリーブオイルの主成分でもあるオレイン酸には、コレステロール値を低下させる効果があります。

オリーブオイルに含まれている一価不飽和脂肪酸のオレイン酸は、悪玉コレステロールのみを減らしてくれる理想的な栄養成分で、肥満や高血圧などから生じる動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病などのさまざまな生活習慣病の予防につながるといわれます。

これは、リノール酸やリノレン酸などの多価不飽和脂肪酸などの善玉コレステロールも悪玉コレステロールも両方下げてしまう脂肪酸と異なるメリットの大きい点といえます。

効果的な摂り方

オリーブオイル

ダイエット効果をさらに高める方法として、食事の1時間前に1〜1.5杯のオリーブオイルを摂取すると満腹感が起こりやすく、さらなる効果を期待できます。

また、バターやラードなどの動物性脂肪は冷えると固まりますが、オレイン酸は体の中で固まりにくく、酸化されにくい特徴も。

そのため、サラサラな油で血管を潤しながら、血流改善も期待することができます。血行がよくなることで、新陳代謝の向上につながり、冷えにくい体質はダイエットの効果につながります。

オリーブオイル・ダイエットには、中性脂肪をつきにくくする効果も期待できますから、食事の量を減らすのが難しいという方は、エクストラヴァージンオリーブオイルを使ってみてはいかがでしょうか。

おすすめのオリーブオイルの食べ方・活用法

オリーブオイルはさまざまな使い方ができます。伝統的なスペイン、イタリア、ギリシャ、トルコ等の料理に使われ、ソースに使われたり、煮込んだり、今まで使っていた油をオリーブオイルに変えたりなどアイディア次第で幅広く可能性が広がります。

何と言っても、オリーブオイルの個性を活かすには、生で食べるのが一番です。オリーブオイルの香りや味が強くて食材の素材の味とぶつかってしまう場合には、加熱によりオリーブオイルの香りや特徴をマイルドにすることで調和させることができます。

またオリーブオイルの意外な活用法として、お肉を柔らかくするのに使ったりもできるので、是非一度試してみることをおすすめします。

オリーブの性質をよく理解し、それぞれに最適な料理イメージすると、よりオリーブオイルを楽しめるでしょう。

オリーブオイルの適切な摂取量

オリーブオイル

オリーブオイルがいくらヘルシーだからといっても、たくさん摂り入ればいいとは限りません。

油なので、もちろんカロリーもありますし、毎日少しずつ取り入れることが必要です。目安としては、一度に使う量は「大さじ1〜2杯」にしましょう。

「飲むオリーブオイル」が人気

オリーブオイルは、飲んでもおいしいんです。

油を飲むのはちょっと・・と驚きの人、ぜひ試してみてください。実は、オリーブオイルは新鮮なら飲んでも美味しいですよ。

健康機能についても科学的な根拠もあります。ただし飲む目安は「一日およそ30cc」としてください。飲む時間は、お食事の1時間ほど前にとるのがおすすめです。グビグビ飲むわけではなく、少しの量を、香りを楽しむように飲みましょう。

新鮮なオリーブの実を絞ったオイルは香りが高く、鼻に抜けるフルーティなお味が魅力的。メーカーによって香りや深みがかわってきますから、色んな種類を試してみるのもよいでしょう。新鮮だからこその風味のよさを楽しんでみてくださいね。

揚げ物におすすめ

オリーブオイル

実はあまり知られてはいませんが、エクストラヴァージンオリーブオイルは揚げ物に最も適したオイルなんです。

その理由に、発煙点が揚げ物に最適な温度より高いこと、何度も揚げても劣化しづらいことが挙げられます。

発煙点が揚げ物に最適な温度より高い

まず一つ目は「発煙点」
あまり目にしない言葉ですが、油脂を加熱していくときに煙が発生する温度のことで、油脂の精製度合いの目安になります。

オイルの発煙点を越えると煙が出るだけでなく、オイルの中にアクロレインや、その他の有害物質が発生してしまいます。オリーブオイルの発煙点は177~208℃であり、揚げ物の最適な温度と言われている170〜180℃を超えているため、揚げ物には向いているオイルと言えます。

ただ発煙点だけでいうと、一般的に揚げ物に使われているオイルのほとんどの発煙点は170〜180℃を超えているので、それだけオリーブオイルが揚げ物に最適だとは言えません。

なお、参考までに油脂の発煙点を紹介します。バターは110〜130℃ 、マーガリン約150℃、新鮮な種子油は200℃以上、ラードは180℃となっています。

油が劣化しづらい

オリーブオイル

最も重要なポイントは二つ目の、「油の劣化」です。
一般的に、オイルを取り替えずに何度も同じオイルで揚げ物を続けてしまうと、当初の発煙点から下がってしまい、揚げ物に最適な温度になる前に有害物質が発生してしまいます。

しかし、オリーブオイルのすごいところは、発煙点の高さが長時間キープされるところ。このオリーブオイルが持つ特性については、イタリアの農水省による実験でも実証済みで、抗酸化物質が他の油に比べて多く含まれ、アクロレインや、その他の有害物質の発生を抑制したものと考えられています。

実際に実験では、「油3リットルで600gのジャガイモの薄切りを190℃で30分揚げてから取り出し、油の温度を常温に戻す。」この実験を繰り返して、アクロレインという高音で発生する物質の発生を調べたところ、他の植物油ではアクロレイン一回で発生したのに対して、エキストラヴァージンオリーブオイルは6回目から発生しました。

また揚げ油の特有の嫌な臭いが出たのは、大豆油が3回目、コーン油が4回目、サンフラワー油とグレープシードオイルは7回目、ピーナッツオイルは9回目で発生したのに対して、エクストラヴァージンオリーブオイルは15回目を過ぎたあたりからようやく発生したという実験結果が出たそうです。

以上のことからオリーブオイルが揚げ物に適しているということはよくわかったかと思いますが、実はオリーブオイルであれば何でも適しているのかといえばそうではなく、特にエクストラヴァージンオリーブオイルが、揚げ物に適しています

オリーブオイル

スペインの食用油脂研究所の興味深い研究では、オリーブオイル同士で揚げ油として、エクストラオリーブオイルとピュアオリーブオイルを比較しています。エクストラヴァージンオリーブオイルでは、133時間の長い時間にわたり抗酸化特性は失われませんでした

一方で、精製されたピュアオリーブオイルでは、26時間で抗酸化特性は失われてしまいました。 精製されたピュアオリーブオイルは、エクストラヴァージンオリーブオイルを一部しか含んでいないため、抗酸化特性が弱かったと考えられています。

エクストラヴァージンオリーブオイルには、油自体が揚げ物の表面で溜まり内部まで浸透しないという特性もあり、揚げ物をたくさん食べても胃もたれになりにくいメリットもあります。とにかく揚げ油や、炒め調理に最高の油な。これまで使っていなかった人はぜひお試しください。

オリーブオイルの料理での活用方法|レシピも

まず、オリーブオイルがどのような料理に使えるか、活用例とともに見て見ましょう。

パンにつけて

オリーブオイル

「飲むオリーブオイル」というのは前項でご紹介しましたが、そのままでおいしいオリーブオイルはパンにつけて食べてもおいしいんです。お好みのオイルを小皿にとり、ざっくりと切り分けたバケットをちぎって、つけて食べるだけ

マーガリンやバターとは違ったフレッシュな香りが広がります。サッパリ食べたいけど、ジャムでは甘すぎるというときには、オリーブオイルがおすすめ。 フルーティなのに甘くない、ちょっと大人なオリーブオイルの食べ方です。

パンに合うオリーブオイルは、爽やか過ぎるものより、若干酸味や辛みが感じられるもののほうが合うと言われています。また、パンに付けて食べるときには、お好みでブラックペッパーやにんにくペースト、バルサミコソースなどを加えて一緒に食べても美味しいのでおすすめですよ。

サラダのドレッシングに

サラダの種類によっては、ドレッシング代わりにオリーブオイルを使ってみるのもおすすめです。

特にグリーン系のサッパリとしたサラダと相性がよく、今までのサラダドレッシングをかけるよりもヘルシーでサラっとした舌ざわりで、食が進みます。では、オリーブオイルと相性のよいサラダのレシピをひとつご紹介します。

オリーブオイル
■ベビーリーフとグレープフルーツのサラダ
材料 分量
ミックスベビーリーフ 1袋
グレープフルーツ 1個
オリーブオイル 大さじ2杯
少々
ブラックペッパー 少々
  • ① グレープフルーツの外皮を剥き、内皮を剥いて身の部分だけにしましょう。ゴロッとした食感が楽しいのでボロボロに崩さず大粒にしておくのがよいです。
  • ② ボウルにミックスベビーリーフと、先に剥いておいたグレープフルーツを盛り付けます。
  • ③ オリーブオイル、塩、ブラックペッパーを上から回し入れ、混ぜ合わせます。
  • ④ お皿に盛り付けて完成です。

ミックスベビーリーフとても簡単なサラダです。ベビーリーフのほろ苦さと、グレープフルーツの酸味がオリーブオイルと相性ぴったり。お料理に一品、ぜひ取り入れてみてくださいね。

パスタに

オリーブオイルはイタリア料理と相性バツグンなのは、誰もが知っています。
代表格・パスタに合うのは当然!そのなかでも、しっかりオリーブオイルの風味が楽しめるのは塩系のパスタです。

■キャベツとアンチョビのパスタ
オリーブオイル
材料(2人分) 分量
パスタ 200g
キャベツ 2枚
アンチョビ 適量
オリーブの実 お好みで
レモン汁 適量
にんにく 1片
赤唐辛子 1本
オリーブオイル(炒める用) 適量
適量
オリーブオイル(仕上げ用) 大さじ1杯
  • ① たっぷりのお湯でパスタを茹でます。
  • ② キャベツはざく切り、にんにくはみじん切り、赤唐辛子は輪切りにして種はとっておきましょう。
  • ③ 熱したフライパンにオリーブオイルをひき、にんにくと赤唐辛子を入れて香りがつくまで弱火で炒めます。焦げないように気をつけてください。
  • ④ アンチョビ、オリーブオイルの実を加えさっと炒めます。
  • ⑤ 茹でたパスタ、キャベツ、レモン汁を加え、キャベツがしんなりしてきたら塩で味付けをします。アンチョビ自体にもすでに塩味がついているため、塩はお好みの量で調節してください。
  • ⑥ 仕上げ用オリーブオイルを回しかけ、さっと混ぜ合わせたら完成です。

オリーブオイルを使ったお手軽一品料理は?

オリーブオイルを効率よく取り入れたい人におすすめの、時間のかからないお手軽料理をご紹介します。

オリーブオイル
■ズッキーニのオリーブオイル焼き
材料 分量
ズッキーニ 1本
オリーブオイル 適量
適量
コショウ 適量
  • ① 洗ったズッキーニは、1cmの輪切りにして温めたフライパンに広げます。
  • ② オリーブオイルをまわしかけ、焼き色がつくように両面を焼いていきます。
  • ③ 塩・コショウをふり、なじませたら完成です。

また、塩の代わりにクレイジーソルトを使ってみても、イタリアンな風味になるのでお好みで変えてみてください。おかずにもおつまみにもなるのでおすすめです。

普段のお料理にかけるだけでも

オリーブオイル

和食には合わないという固定概念を一度忘れて、普段の一品にさらっとかけてしまうというのも、ひとつの手段。例えば、冷や奴や枝豆など、おつまみにひとかけしてみるのもおすすめです。

近年では、刺身にかけてカルパッチョ風に食べるのも、オシャレな食べ方として注目されています。

いつものおつまみも風味が変わり、新しい感覚でお召し上がりいただけます。また、ジャンクフードとされているカップラーメンにひとたらしするのも◎。ひと工夫で美味しくなってしまう、オリーブオイルの万能さに驚かされますよ。

オリーブオイルの種類によって合う料理とは

これまでの説明で、オリーブオイルがどのような料理に使えるがわかったかと思いますが、オリーブオイルは原料のオリーブや生産国、生産方法によってさまざまな味や香りの種類があり、合う料理も異なるので、料理との相性を考えるいわゆる「フードペアリング」を意識する必要があります

フードペアリングの基本として、その土地の料理には、その地域で取れたエクストラヴァージンオリーブオイルと最も相性がいいと言われています。例えば、海の料理には海岸近くで採れたオリーブオイル、山の料理には内陸で採れたオリーブオイルという具合です。

オイルと料理の味わいの方向性のオイルの特徴を同じ傾向に組み合わせることも一つの手段ですし、料理とオイルどちらかが勝つことのないように意外性のある合わせ方をしたり。

また、あえてオーソドックスな風味の組み合わせを変えて(合わないこともあるかもしれませんが)全く逆の方向性を持った組み合わせにトライしてみるのも意外な発見があるかもしれないので、是非お試しください。

以下では一般的にエクストラヴァージンオリーブオイルの特徴ごとの合う料理をご紹介しています。

エクストラヴァージンオリーブオイルの特徴 説明 合わせる料理例
フルーティーなオリーブオイル さわやかな風味、すっきりとした素材の味を活かすことが重要。シンプルな食材の料理と軽やかに合わせてみる ブルスケッタ(トーストしたパンにトマトの角切りを乗せたもの)、蒸し魚、揚げ物、野菜のピューレ、甘みのある温野菜、白インゲン豆スープなど
スパイシーでさわやかな辛さのあるオリーブオイル 辛さや渋さ、苦味の強いオイルなので、煮込み料理や濃厚な料理向き。シンプルな料理にも胡椒やスパイスなどの調味料感覚で使う 肉料理、マグロなどの油の乗った魚、ピザ、シチュー、グラージュ、トマト煮込み料理、カプレーゼなど
ほろ苦く力強いオリーブオイル オイルが心地良い苦さを持つため、若いアーティーチョークやくるみの風味のオイル、構成のしっかりした料理に対して一味プラスすることが重要 魚や肉のグリル、魚介のスープ、豆サラダ、干しタラのトマト煮、野菜スープ、トマトのオーブン焼きなど

おまけ:速水もこみちがこだわるオリーブオイル

おまけのセクションですが、ここではみなさんご存知の俳優の速水もこみちさんがMOCO'Sキッチンで魅せるオリーブオイルの使い方や、好みなどについてご紹介します。

「MOCO'Sキッチン」とは?

オリーブオイル

「MOCO'Sキッチン」は、日本テレビ系列で2011年にスタートした企画。人気俳優である速水もこみちさんが、主婦向けの料理法を伝授してくれるこの企画は、放送当初から話題を集め、今では当然のようにお茶の間に浸透しています。

企画自体もさながら、オリーブオイルを自分の背よりも高い位置から垂らして料理を作ることや下準備・調理と完成した後にオリーブオイルを使うという「追いオリーブ」という言葉を流行らせたことでも有名。 2016年にはスペイン料理のアヒージョを作る際に、オリーブオイル丸々一本を使い切ってしまったことでも話題を呼びました。

「MOCO'Sキッチン」のオリーブオイル?

オリーブオイル

そんな速水もこみちさんが2013年にMOCO'Sキッチンプロデュースのオリーブオイルを発売していたのはご存知でしたか?

今はもう市販されていないようですが、ロケで世界一のオリーブの産地・スペインを訪問。アンダルシア地方で6代にわたってオリーブ農園を営むルケ家の人々と出会ったもこみちさんは、そこで20年以上前から取り組んでいる有機栽培オリーブに魅了されました。

そこで、ルケ農園にあるオリーブオイル鑑定士と一緒に、自らブレンド作業に挑戦し、味覚の一番敏感な早朝から、3時間も掛けて作業を行い、何種類もの品種をテイスティング。微妙な味や香りの違いを感じながら、究極の味を探り当てることに成功しました。

もこみちさんが選んだオリーブは、上でも紹介したやさしい風味のアルベッキーナとスパイシーなピクアルを、「7:3」の割合で調合。もこみちさんいわく「フルーティーでやさしい甘みのある味わい、だけどどこかピリッと刺激的な1本」が誕生したそうです。

現在はこのオリーブオイルを飲むことはできませんが、興味がある方は、このアルベッキーナとピクアルのオリーブで作られたオイルを試されてはいかがでしょうか?

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