ペットヒーターってどんな器具?
ペットヒーターとは?
ペットヒーターはペット用の暖房器具のことで、ケージなどの周囲や下に置くことによってペットが快適に過ごすことができます。
種類もさまざまで、値段だけでなく大きさやデザインなどにも違いが。
ペットは人間よりもずっと小さく、ちょっとしたことで体に悪影響が出ることも。特に激しい温度変化はペットのストレスになったり、病気の原因になったりするので、環境によってはペットヒーターを導入し、温度管理をしていく必要があります。
特に冬のような寒い時期に必要なアイテムと言えるでしょう。
ヒーターの種類と特徴
パネルタイプ
パネルタイプのヒーターは、多くの機種が自動調節機能付き。
おもに床に敷くもの、立てるもの、ケージの側面に設置して使用するものがあり、コンセントを差し込んで使います。
床に敷くヒーターはウサギやフェレット、ハムスターなどの小動物に最適。リバーシブルで、高温面・低温面に使い分けられる商品が多く販売されています。
ケージの側面に設置して使うヒーターは、インコや文鳥などの鳥類におすすめ。鳥とヒーターとの距離で温度調整が可能です。
ただし、ペットにコードをかじられてしまう可能性があるため、事故に繋がらないためにもしっかりとペットを見ていることが大切。
ホットカーペットタイプ
ホットカーペットタイプは他のタイプと比べて面積が広く、圧倒的に暖かく使えます。
おもに体の大きな犬・猫用に適切で、寒さに弱い犬・猫の体を冷やすことなく快適な温度を維持することができます。
注意すべき点は、コードへのいたずらと電気代。安全のためにもコードにカバー付きの商品が販売されています。
保温電球タイプ
保温電球タイプのヒーターは、電球が熱を放射して空気全体を暖めることができます。
ケージの上部に設置すればケージ内全体を暖かく快適な環境に変えることが可能で、カバー付きなのでペットが電球に直接触れてしまう心配はありません。雛鳥の飼育にもおすすめ。
ただし、長時間の使用でカバーや側面が熱を持ち、触れたペットが火傷してしまう場合があるので注意が必要です。
カイロ・湯たんぽタイプ
市販のカイロや湯たんぽを中に入れるだけで、一定の温度を長時間にわたって保温が可能です。
カイロを入れるとケージを外へ持っていくときや急な停電などの災害時に活躍。また、
電気代もかからず、留守番中の使用にも適しています。
ただし、熱は温度調節ができず、デメリットは温度が安定しないこと。
遠赤外線ヒーター
大型タイプの遠赤外線ヒーターは、大型なケージで飼う鳥類やうさぎ、フェレットなどの小動物、犬・猫など多種多様なペットに使用が可能。
じんわり暖かくなり、ペットの体を直接暖めます。燃焼しないので空気を汚したり、乾燥したりすることがないのもメリット。
ただし、本体の値段は高めであり、エアコンと違って1部屋全体を暖めるのには適していません。