「電動キックボード」は、世界的に注目されている電動モビリティの1種です。
キックボードは子供が乗るイメージもあるものの、海外では大人の移動手段として大活躍!
電動キックボードで通勤する風景に憧れている方もいるのではないでしょうか。
しかし、日本では走行できるのか、どんな製品がいいのか、など気になる点もたくさん。
そこで今回は、電動キックボードの走行ルールから選び方、おすすめの製品まで徹底解説します。
電動キックボードとは?
電動キックボードの魅力
電動キックボードは、スリムな本体や取り扱いの手軽さに大きな魅力があります。
自転車よりもスリムな本体だからこそ、電動キックボードは奥行きも取らず、スイスイ走行が可能。
保管の際も場所を取らないため、駐輪場などの確保がいらず、自宅の空きスペースに置きやすい点もメリットです。
また、自転車ほど重くなく折りたたみできるものが多いため、女性や子供も手軽に持ち運びしやすいメリットも。
加えて海外では、ガソリンを使わない安価で手軽な移動手段として、人々を魅了しています。
法律上の扱いは「原動機付自転車」公道での使用には注意!
日本の法律おいて、電動キックボードは「原動機付自転車」の扱いとなるため、交通ルールを守らず公道を走行すると法律違反です。
原付バイクのように公道で使うためには、ナンバープレートやサイドミラーの取り付けなど安全基準を満たすことが条件。
さらに、免許取得やヘルメット着用、納税、自賠責保険への加入も必要です。
これら条件を満たさなければ、海外の通勤風景のように自転車や車代わりの移動手段としては利用できません。
ただし、私有地や利用可能な公園・施設では使えます。
電動キックボードおすすめ人気商品の比較一覧表
1 | 2 | 3 | 4 | |
---|---|---|---|---|
商品名 | Kintone α | SWALLOW ZERO9(バッテリー 10Ahモデル) | Airwheel Z5 | E-MOBI CityBlitz |
最高速度/耐荷重 | 25km/125kg | 40km/100kg | 20km/100kg | 24km/90kg |
特徴 | 3段階の速度調節可能でリーズナブルなベーシックデザイン | スピード重視の方におすすめで9インチのタイヤで安定性もあり | デッキのフットペダルで走行時に楽な姿勢を維持できる | 超軽量タイプでデッキ下にバッテリーを備えたスリムデザイン |
2020年9月現在の情報です。
電動キックボードの選び方
スピード重視なら500W以上のものを
スピードを出せる電動キックボードをお探しなら、モーターの出力が500W以上のものがおすすめです。
モーターの出力値が大きければ、その機体が出せる最高速度に到達するまでの立ち上がりが早くなります。
また数値が大きい分、重いものを乗せても動かしやすく、速度の安定性も高いため気持ちよく速度を体感できるでしょう。
安全性も高まるブレーキやライトをチェックしよう
ブレーキの仕様は2種類、初心者はハンドルブレーキがおすすめ
電動キックボードに慣れない方は、ハンドルでブレーキ操作可能な「ハンドルブレーキ」タイプの機体がおすすめ。
自転車感覚で操作できるため、安全運転のカギを握るブレーキをより確実に操れます。
安全性の高さを重視するためには、前輪と後輪のどちらにもブレーキがある電動キックボードを探してみましょう。
後輪を踏むようにしてスピードを落とす「フェンダーブレーキ」と、ハンドルブレーキのどちらも備えている製品は多くあります。
ブレーキが前輪か後輪の片方にしかない製品、フェンダータイプのみの製品は、電動キックボードに慣れてから使うとよいでしょう。
ライト付きなら夜でも安心
夕方や夜間の走行が多い場合は「ライト付き」の電動キックボードを選ぶことで、安全性がさらにアップ。
電動キックボードのライトは、前方を照らし障害物を確認しやすくするほか、周囲の人や車に自分の存在を知らせる役目も担います。
前方・後方どちらにもライトが付いていれば、暗くても周囲の車に認識してもらいやすくなるため安心です。
もし、希望の電動キックボードにライトが備わっていなかったら、自転車用のライトの装備を検討しましょう。
耐荷重は100kg前後あると◎
大人の体重を支え、荷物にも耐えうる電動キックボードを選ぶなら、耐荷重100kg前後の製品が安心。
電動キックボードは見た目が変わらなくても、耐荷重50kg程度の製品もたくさんあります。
乗る人の体重に加え、持ち運ぶ予定の荷物も同時に支えられる製品かどうか、製品の仕様までチェックして選んでください。
持ち運ぶなら本体重量のチェックも忘れずに
私有地や使用が許可されている場所へ電動キックボードを持ち運ぶ際は、本体の重量チェックもお忘れなく。
電動キックボードは本体重量40kgのヘビー級製品もあれば、4kgの超軽量タイプまでさまざま。
女性でも手軽に持ち運べる製品をお探しなら、本体重量10kg以下の折りたたみ式がおすすめです。
電動キックボード人気のメーカー【キントーン・ジェイディージャパン・エアウィール・シャミオ】
キントーン
2018年から独立を果たした「キントーン」は、電動キックボードやバランススクーターなどの電動式の乗り物ブランド。
「人類の移動を超スマートに」というビジョンを掲げ、話題性ある乗り物を次々と世に送り出しています。
電動キックボードのシリーズは3種類。
価格の安さなら「キントーン アルファ」、軽量な製品なら「キントーン エア」をチェックしてみましょう。
サスペンションを搭載し乗り心地まで配慮した「キントーン モーション」は、走行性能の高さで注目を浴びています。
ジェイディージャパン
大阪府に本社を置く「ジェイディージャパン」は、電動キックボードのほかスケートボードなどさまざまな運動用品を販売しています。
キックボードや部品を販売する人気のブランド「JD Razor」といえば、ご存じの方も多いかもしれません。
欧州で人気を集める電動アシストスクーター「CITY BUG2」や、電動キックスクーター「ZOOM」も取り扱っています。
エアウィール
2004年に創業した「エアウィール」は、パーソナルモビリティ市場で世界シェア第1位を誇るブランドです。
ミニスクーター、電動マウンテンバイク、電動スーツケースなど、さまざまなパーソナルモビリティを製造・販売しています。
日本の公道走行用に安全基準を満たした電動キックボードを販売している点にもご注目を。
国内では「エアウィール トーキョー」が正規販売店を務めていて、東京のショールームでは予約すれば試乗も可能です。
シャオミ
「中国のアップル」と呼ばれる「シャオミ」は、2010年に創立した中国のスマートフォンメーカーです。
「すべてはファンのために」を信念とし、近年、家電製品や電動キックボードなどの分野にも参入してきました。
シャオミが送り出した電動キックボードのハイエンドモデルは、Bluetoothを経由してスマホで操作可能。
スマホメーカーならではの技術を取り入れているのが特徴です。
電動キックボードのおすすめアイテム
Kintone α
従来のキックボードらしいスマートなデザインの「Kintone α」は、手頃な価格で手に入れやすいベーシックなモデル。
強度の高いアルミニウム合金をフレームに使用し、ハンドルの左にハンドブレーキ、後輪にフットブレーキを備えています。
最高時速は25㎞。3段階で速度を調節できるため、はじめて電動キックボードに触れる方にとっても扱いやすい製品です。
SWALLOW ZERO9(バッテリー 10Ahモデル)
スピード重視の電動キックボードをお探しなら「SWALLOW ZERO9(バッテリー 10Ahモデル)」がおすすめ!
充電時間4時間で、最大速度「時速40㎞」での走行を叶えます。
サスペンションを備えたタイヤのホイール径は9インチと大きめで、安定した走行も魅力的。
前方・後方のLEDライトやサイドミラーなどを備えていて、ナンバープレートを取得し条件を満たせば、公道を走行できます。
Airwheel Z5
ハイスペック電動キックボード「Airwheel Z5」も、日本の安全基準にのっとり、サイドミラーなどを備えた製品です。
ほかの製品との大きな違いは、デッキにフットペダルが備わっていて、走行時に楽な姿勢を維持できるところ。
収納時はフットペダルを折りたためば、本体幅20cmになり、コンパクトに片づけられます。
E-MOBI CityBlitz
超軽量の電動キックボードをお探しなら「E-MOBI CityBlitz」がイチオシ!
本体重量は8.4kgと軽量設計でありながら、耐荷重90kgまでのため大人がしっかり活用できます。
本体がスマートなのは、デッキ下に大容量バッテリーを搭載しているから。
充電時間約3時間、最高速度時速24㎞で、最大12km走行できます。