家庭用プラネタリウムの選び方
光学式?ピンホール式?投影方法で選ぶ
より自然に近い本格的な星空を求めるなら「光学式」
より自然に近く、本格的な星空を楽しみたいなら「光学式」がおすすめ。
光学式は、恒星原版とレンズを使用し星空を投影するタイプ。
天文台などの施設でもこの方式が多く使われています。
光学式タイプは、投影の角度やピント調節ができ、精度の高い映像やより多くの星が投影できるのが魅力。
ただ、高精度・高機能であればあるほど価格が上がってしまうのが気になるところ。
価格は高くてもより自然な星空を眺めたい場合は、光学式を選ぶと満足いくものに出会えるでしょう。
本体価格が安く手軽に星空を楽しめる「ピンホール式」
ピンホール式は、本体の球体に小さな穴を開け、内蔵された電球で照らすことで星を再現するのが特徴。
比較的安い価格帯のものが多く、手軽に星を楽しめるため、家庭用プラネタリウムを試してみたい方におすすめです。
構造がシンプルなため、星の数など光学式には敵わないかもしれません。
しかし、繊細に計算された穴の大きさにより、星の明暗を表現したものもあり十分に楽しむことができるでしょう。
光源タイプは消費電力も控えめなLEDがおすすめ
家庭用プラネタリウムの光源は「LEDタイプ」と「電球タイプ」がありますが、電球の平均寿命が長く消費電力の低いLEDタイプがおすすめ。
また、LEDは照らされた面の明るさである「輝度」が高いため、より多くの星を投影できるのが特徴です。
電球とLEDの価格差もさほど気にならなくなってきていますし、LEDを選ぶのがベストでしょう。
天井高や投影場所に合わせた投影距離を
家庭用プラネタリウムを選ぶときは、投影距離も考慮するのが基本。
というのも、投影距離が合わないとキレイに投影できないトラブルのもとになるからです。
投影する部屋の天井の高さをチェックし、適切な投影距離を確認しておきましょう。
高機能なタイプであれば、投影角度が調整できるものもあるので、予算や設置する部屋の環境に合わせて検討してください。
電源タイプは使いたい場所に合わせて選ぶのが◎
家庭用プラネタリウムの電源は、「コンセント式」と「電池式」があります。
コードの長さや設置場所を気にせず自由な使い方をしたい場合は「電池式」が便利。
設置場所を変えないな場合や電池切れの心配をせずに楽しみたい場合は「コンセント式」がおすすめです。
使いたい場所や電源の位置を確認いて、使いたい場所に合わせたタイプを選びましょう。
日周運動機能付きなら星空移り変わりも楽しめる
星の動きが移り変わるのを楽しみたいなら、「日周運動機能付き」がおすすめ。
日周運動とは、地球の自転によって周りの星が動いていく様子のこと。
この機能がついていると、北極星を中心に星空の移り変わりを見ることができます。
よりリアルな星空を楽しめるのに加えて、星の動きを学びたいときにも活用可能です。
また、流れ星機能やオーロラが見られる機能がついている商品もあるため、楽しみながら星空観察ができるでしょう。
防水やタイマーなど機能面をチェック
家庭用プラネタリウムを選ぶときは機能面のチェックも忘れずにしておきましょう。
例えば、防水機能があれば浴室でのリラックスタイムに利用できます。
また、寝る前ベッドに横になって利用するならタイマー機能や自動停止機能があると便利。
その他にも、アロマや音楽・動画が楽しめる機能が搭載されたものもあるため、利用するシーンを思い浮かべながら機能面のチェックをすると良いでしょう。